PROFILE
ミュージシャン。鹿児島出身。2013年にバンド「雨のパレード」を結成し、16年にメジャーデビュー。20年にはアルバム『BORDERLESS』と『Face to Face』を発表した。今年3月にはシングル曲『first step』を配信でリリース。プライベートではキャンプや釣りを愛し、ギアも多数コレクションしている。
Instagram:@Kohei33
PROFILE
古着屋オーナー。セレクトショップや古着屋で経験を積んだのち、2017年に「SNAK」を東京・代々木上原にオープン。福永さんは親友のひとりで、一緒にキャンプや釣りによく出掛けている。
Instagram:@snak_tokyo
魚とどう向き合うか考えるのが楽しい。(福永)
ー おふたりとも、すごく仲がいいですね。
福永:もともとぼくは高円寺で働いていた時期があったんですけど、その頃に知り合ったんですよ。
大藤:ぼくが昔、働いていた古着屋の後輩が浩平と仲よくて、その繋がりで知り合って意気投合したんです。
ー 釣りの話で盛り上がったんですか?
福永:いえ、お互い同じ美容師さんに髪を切ってもらっていたりとか、あとは漫画だよね(笑)。
大藤:そうそう、毎週月曜になった瞬間にLINEのグループがすごく盛り上がるんですよ(笑)。そんな感じではじめは漫画の話題で仲よくなって。
ー どうして一緒に釣りへ行くようになったんですか?
福永:もともとぼくはバス釣りをしてたんですけど、全然釣れなくて、バス釣りのスタイルにあまり馴染めてなかったんです。そんなときに彼から「フライフィッシングなら結構釣れるしおもしろいよ」って誘われて一緒に行くようになったんです。同じ釣りでも、フライフィッシングは道具や所作が渋くてかっこいい。それでどんどんハマっていきました。
ー 今日、おふたりが釣りをしている姿を見て、スタイルがシンプルだなと思いました。
福永:そうなんですよ。渋いデザインの道具が多くて。毛針の見た目もかわいいし、ケースに収まっている姿もなんか愛らしいというか(笑)。
大藤:フライフィッシングって、他の釣りに比べて道具が少ないんです。
ー 必要最低限で攻めるというか。
大藤:そうですね。フライは道具が昔から変わってないんです。
福永:竿、糸、リール、そして針で釣るシンプルなスタイルなので。だけど、リールはあまり関係ないんです。
大藤:そうそう、ぼくも昔からずっと同じ道具を使ってますね。それでもちゃんと釣れるし。
ー 釣り歴は長いんですか?
大藤:ぼくは小さい頃からやってます。親父や爺ちゃんもやってたし、小学生くらいから一緒にやるようになって。バスとかトラウトフィッシングもやってましたね。フライは親父の影響ではじめて、たまにやる程度だったんですけど、浩平が興味を持ってくれたのでまたやるようになりました。最近はバス釣りが注目されてますけど、いま浩平が言っていたようにフライはすごく渋い趣味だし、やっているひともまだそこまで増えいてないから、いい機会でした。
福永:ぼくはもともとバス釣りをしていたんですけど、彼に「フライをやろう」って誘われて、もう4年くらいになりますね。
ー フライフィッシングに限らず、おふたりが考える釣りの面白さは、どんなところにありますか?
大藤:状況に応じて道具を変えたりだとか、頭を使うのが楽しいですね。あとは自然と戯れるのがなによりの息抜きになっていて。すごく気持ちいいんですよ。
福永:ぼくもキャンプが好きで、自然を感じると心身共に癒されるというか。仲間と一緒に同じ時間を共有できるのもいいし。とはいえ、ぼくらふたりで来ても、ただ黙々と釣りしていてほとんど会話はしないんですけどね(笑)。自分自身と対話しながら、魚とどう向き合うか考えるのが楽しいんです。
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