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山下京之助が纏う、腕時計じゃないほうのG-SHOCK。
Not watches of G-SHOCK

山下京之助が纏う、腕時計じゃないほうのG-SHOCK。

タフで無骨な時計とくれば、誰もが真っ先に思い浮かべるのが〈G-SHOCK〉。ですが、この春より「BEAMS」プロデュースの元、「G-SHOCK PRODUCTS」という時計以外のモノを通じ、ブランドのアイデンティティを伝えていくプロジェクトを始動しました。アパレルをはじめ、様々なライフスタイルグッズを展開していきます。今回、時計のほうの〈G-SHOCK〉と、時計じゃないほうの「G-SHOCK PRODUCTS」を纏って登場するのは、Instagramのフォロワー数38.5万人を誇り、世界的なスケートブランドと契約を結んで業界を騒がせた弱冠18才の山下京之助さん。服は普段着、心持ちはアスリートという、特別な人種であるスケーターの源泉と〈G-SHOCK〉の魅力に迫ります。

  • Photo_Shingo Goya
  • Text_Shinri Kobayashi
  • Edit_Keisuke Kimura

スケボーをトレーニングみたいにしたくない。

PROFILE

山下京之助

2004年、東京都品川生まれ。スケボーを始めたのは3才。現在は実家で父、母、妹と暮らす。スポンサーは、〈G-SHOCK〉〈プリミティブ〉〈ラカイ〉など多数。Instagramのフォロワー数は規格外の38.5万人。日本にとどまらず、世界レベルでの活躍が期待される18才。IG:@_kyonosuke_

Instagramのフォロワー38.5万人(2022年6月時点)ってすごいですね。どんな世界なんでしょうか。例えば毎日メッセージが来る、みたいな?

京之助:来ますけど、知らない人からは通知が来ない設定になっているんで、大丈夫です(笑)。

ー それだけフォロワーが増えたのは、何がきっかけなんですか?

京之助:Luisっていう、スケボーYouTuberのSNSに出たのがきっかけですね。彼が来日したタイミングに同じパークで滑っていて、友達が何か映像を撮ってもらおうと話しかけて、そっからですね。交流ができて仲良くなって、一緒に滑ってるのを動画にしてもらったことで増えたんです。

ー LuisさんのYouTube登録者数は、163万人(2022年6月時点)。さすがスケボー大国アメリカですね。さて、それも大きな出来事だったと思うんですが、スケートブランド〈プリミティブ(Primitive)〉との契約もターニングポイントの一つになるんでしょうか?

京之助:はい。人生で一番大きな出来事かもしれないですね。急な話で全然予想もしてなかったので、驚きました。

ー 契約に至る経緯を教えてください。

京之助:中学2年でアメリカに行ったときに、日本に「プリミティブジャパン」みたいなものを作るという話があったそうなんです。で、そのときにたまたま向こうのスケートパークに行っていて、そこに〈プリミティブ〉の人たちがいて、「あいつ、〈プリミティブ〉に入れたらどう」と話してくれていたみたいで。そのあとに、もう一度アメリカに行ったら、代理店を通じて〈プリミティブ〉のライダーたちと滑ることができて、そのあとに向こうから契約の話がありました。

ー お父さんやお母さんなど家族は、その辺のすごさみたいなのって、理解されているんですか?

京之助:いや、たぶん、理解してないんじゃないかなと。でも、父から「あんま調子乗んなよ」って言われました(笑)。

ー いい親ですね(笑)。ご自宅を拝見すると、お父さん、お母さん所蔵のスケートビデオや映画、音楽の作品が数多く見られます。やっぱりこういうカルチャーを通ってきたんですか?

京之助:正直なところあまり観てないんですよ。観たなかで言うと、『ドラムライン』(2002年)が一番好きです。あとは、『DOGTOWN & Z-BOYS』(2001年)ですね。スケボーを始めたきっかけの一つです。

ー そもそもスケボーを始めるきっかけはなんだったんですか?

京之助:僕自身は記憶がなくて、後から親に聞いたんですが、3歳の頃にクレーンゲームで小さな子供用のスケートボードが取れたので、そこから始めたんです。

ー 親にやるように勧められたわけじゃないんですね。あくまで偶然というか。

京之助:そうですね。遊んでいるうちに、いつの間にか始めてました。

ー スケボーは年齢差も関係ないし、国籍も性別も超えて繋がることができるし、うまい年上の人たちを間近で見れるのは、他のスポーツとちょっと違うところかもしれませんね。

京之助:そうですね。『DOGTOWN & Z-BOYS』を観た時に、スケーター同士の繋がり方や連帯感に憧れました。

ー 他のスポーツみたいに「苦しいけど頑張る」って感じでもないんですか?

京之助:スケボーをやっていてつらいと思ったことはないですね。大会で負けて悔しい、はありますけど。スケボーがしたくないってことは一度もないですね。スケボーはいつも楽しいし、いつもやりたいもの。トレーニングみたいにはしたくなくて、ただ本当に遊んでるだけっていう感じ。トレーニングをすると、それはスケボーじゃなくて、スポーツになっちゃう気がするんです。

ー なるほど。今は、18才で高校生。在籍しているバンタン高等学院ではどんな勉強を?

京之助:スケートボードと映像制作のコースです。スケボーのコースは、スケートパークに行って、先生と一緒に滑ります。映像はいわゆるスケボーの映像を撮って、編集して、という映像制作に関する技術やノウハウを学びます。残念ながら、映像を撮る才能がないんですよね。

ー (笑)。今はどっちかっていうと、滑り手としてどんどんスキルをアップしていくのが目標ですか?

京之助:そうですね。かっこいいスケーターになりたいです。上手くてかっこいいスケーターに。正直、上手いだけのスケーターはいっぱいいるんですよね。

ー そのかっこよさっていうのは具体的なイメージはありますか?

京之助:佇まいがかっこいいスケーターってのがいるんですよね。顔がかっこいいとかそういうのは別にして、立ち姿や全身がかっこいいみたいな人がいるじゃないですか、オーラというか。そういうスケーターになりたいですね。

INFORMATION

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7月7日(木)12:00予約開始
7月13日(水)12:00発売

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