PROFILE
2000年広島生まれ。2019年に文化服装学院に入学するため上京。学生時代にはじめたインスタグラムのリールとTikTokが国内だけでなく海外でも話題に。インスタグラムのアカウントは設立して4ヵ月で17万人、リールの動画総再生数は6000万を超える、Z世代のファッションアイコン。
Instagram:@____seidai
STYLE 1. FOR CITY

頑固に信念を貫くか、時代や環境にあわせて順応していくか。ラバーブーツでお馴染みの英国ブランド〈ハンター〉のクリエイションは後者にあたります。
遡るは1856年、スコットランドで誕生し、はじめは軍隊用のブーツとして、その後は英国王室御用達の品として、さらに近年では海外セレブたちがこぞって愛用するようになりました。その都度、形やデザインを大きく変えてきたかというとそういうわけでもなく、すこしのアップデートだというのだから驚き。それでも人々の心を掴んでやまない理由はどこにあるのでしょう。



〈ハンター〉コマンドブーツ ¥26,400、クロスボディバッグ ¥16,500(ハンタージャパン カスタマーサービス)、〈ユーズド〉シャツ、パンツ 共に¥3,190(原宿シカゴ 神宮前店)、その他スタイリスト私物
今回モデルを務めたseidaiさんも、聞けば、周囲の環境にあわせて自身の趣向やクリエイションを変化させてきたのだとか。
「自分のライフスタイルは、いろいろな経験に影響を受けながら変化していきましたね。学生の頃は、モデルのオーディションを受けてみたり、かっこいいと思うファッションを真似してみたり。文化服装学院に行っていたときは、いろんなひとのファッションを見ることで自分の中の “かっこいい” が変化しました。その後働いた古着屋『NOILL VINTAGE』では、世界に視野を広げながら、多種多様なジャンルの服を知って。いろんなものを自分に合わせながら、取捨選択して楽しめてますね」
ハンターの新作もジャンルレスなのが魅力のひとつ。ベーシックなデザインをベースにしつつも、ときには機能性を備えた無骨な仕上がりになっていたり、ときには赤色ロゴを主役にアイコニックに落とし込んだり。ひとつのジャンルに固執せず、自由な発想のもとプロダクトづくりをしています。