No.1_TANYさん(谷 篤人)/「IMA:ZINE」ストアディレクター
PROFILE
2017年に“雑誌のような洋服屋”を標榜する「イマジン(IMA:ZINE)」の設立に参画。モノよりも作り手の顔が透けて見えるようなアイテムをピックアップし、その意図をゲストに届けるのがモットー。デザイナーの想いを紡ぐ初志貫徹の仕事ぶりはまるで編集者のよう。
Instagram:@taniatsuhito

Q1. 今日のコーディネートのポイントを教えてください。
TANY: 「フォーラム」ってバスケットボールがルーツじゃないですか。インドアコートシューズとアウトドアギア。相反するシチュエーションのために作られたアイテムで遊んだスタイルです。やっぱり定番シューズは何を着ても似合いますね。ストレートの501ではなくて、あえてフレアシルエットの646を合わせたのもポイントです。

Q2.古着の魅力とはなんですか? 最近気になっている古着も教えてください。
TANY: 古着にしかない個性があることですかね。最近は90年代後期から2000年代前半に作られた近未来的なアイテムが気になります。世紀末の頃のものなのか、アイテム一つひとつに「力が入ってんな」と感心するもんが多くて。今見ると新しさはないのですが、逆に時代が追いついて、すんなりと着こなせるんじゃないかと思っています。
Q3.今作を履いてみた感想を教えてください。
TANY: これ以上、足し算も引き算も必要としない、すでに完成されたデザインですよね。それだけに合わせるパンツで着こなしの表情がガラッと変わるのかなと。今日は先ほども言ったように646を合わせてオールドスクールにまとめましたが、501だときっと90年代当時のような雰囲気になるんじゃないですか。足元に安定感を与えてくれるアイテムだからこそ、トップスとパンツの組み合わせを無限に広げてくれるんじゃないかなと思っています。


Q4.今作と古着の相性はいかがでしたか?
TANY: 〈アディダス オリジナルス〉といえばの「スーパースター」と同じ立ち位置のように、どの古着を当てはめてもコーディネートとして成立させてくれるんじゃないかと。いままで自分自身もあまりしてこなかったスニーカーとブーツカットの組み合わせだけでなく、インドアスポーツとアウトドアのミックスも違和感なく合わせられました。