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あの人の、東京イースト・サイド物語 Vol.2 〜T-HOUSE New Balance 加藤店長編〜
Is East Tokyo hip?

あの人の、東京イースト・サイド物語 Vol.2 〜T-HOUSE New Balance 加藤店長編〜

オフィス街の印象が強い一方で、下町情緒溢れる街並みも広がる。老舗の飲食店はもちろん、クリエイターが集まる気鋭のカルチャースポットもたくさんある。日本橋は、知れば知るほど魅力的なエリアです。そこで活躍する人たちは、なぜ日本橋を拠点に選び、どのように過ごしているのでしょうか。今回は、近年注目が高まるエリア・浜町に店を構える「T-HOUSE New Balance」の加藤知大店長が登場。〈ニューバランス〉のなかでも特別な位置づけにあるこのショップや周辺にあるオススメの3店舗について紹介してもらいます。

今年人気を集めたモデルと、その理由。

2020年7月、〈ニューバランス〉のコンセプトストアとして、日本橋浜町にオープンした「T-HOUSE New Balance」。​​ラインナップに目を向けると、グレーカラーの「993」やNロゴのない「TDS 574」といった、通常のショップではなかなか見ることのできない人気モデルや限定モデルが置かれていることに気がつきます。

「この建物の2階には、〈ニューバランス〉ライフスタイルカテゴリーのクリエイティブスタジオ『TOKYO DESIGN STUDIO(以下、TDS)』のオフィスが入っています。ここも同様に、ライフスタイルカテゴリーのなかでも実験的な表現に特化したコンセプトストアとして、『TDS』チームがつくる最新のフットウェアやアパレル、人気のヘリテージモデルなどを幅広くセレクトしています。コラボモデルに関してはほとんどと言えるほど取り扱いがあり、グローバル展開モデルにおける日本の中心的ショップであることは間違いありません」

待望のニューモデル「990v6」のローンチを筆頭に、今年もスニーカーシーンを沸かせた〈ニューバランス〉。この一年を通じて、「T-HOUSE New Balance」で特に人気を集めたモデルは何だったのでしょうか?

「『Made in USA Seasonal Collection』の900番台は特に人気がありました。2022年が『990』デビュー40周年のアニバーサリーイヤーだったことや11月に『990v6』のリリースを控えていたこともあり、今年は『990v1』『990v2』『990v3』の復刻がいろんなカラーで発売され、どれも問い合わせが多かったですね。

また、『990v1』と『990v3』で、それぞれのお客様に特徴があることに気づきました。『990v1』は1982年に登場したレトロモデル。“ザ・ニューバランス”といったベーシックなビジュアルなので、兼ねてよりファンだった方からの人気が高かったです。一方の『990v3』は2000年代につくられたシューズで、デザインも機能性も近代的。〈ニューバランス〉を初めて履く方のエントリーモデルとしても支持されていた印象があります」

ナイジェリア出身のデザイナー、モワロラ・オグンレシが手がける〈モワロラ(Mowalola)〉とコラボした「90/60」。ブラックを基調にティールブルーとピンクを配した、近未来的なカラーリングが魅力。

そんな「990」シリーズと2000年代初頭のランニングシューズ「860」をミックスさせたのが、今年登場した新型「90/60(ナインティ・シックスティ)」。従来のニューバランスとは異なるアグレッシブなデザインが特徴的ですが、ユーザーからはどんな反応を得たのでしょう。

「『90/60』は、5月に米シカゴ出身のクリエイティブディレクター、ジョー・フレッシュグッズとのコラボでデビューし、7月にインライン化したモデルなのですが、従来よりも若い方からの人気が高かったです。ハイプなシューズを集めている方も興味を示してくれて、抽選時には客層の広がりを感じました。〈ニューバランス〉の新たな側面を見せるきっかけになったシューズだと思います」

INFORMATION

T-HOUSE New Balance

住所:東京都中央区日本橋浜町3-9-2
時間:月・火 11:00〜14:00・15:00〜19:00、金・土・日 11:00〜19:00
定休日:水、木曜
年末年始休暇 :2022年12月28日(水)~2023年1月5日(木)
Instagram:@newbalance_t_house
ニューバランス公式オンラインストア

T-HOUSE invites Global Record Labels “Vinyl Tour”

会期:〜2023年1月17日(火)
場所:T-HOUSE New Balance