スタイリスト末廣昂大の、
2023SSトレンド予想図 in 渋谷PARCO

3店舗目はアイウェア専門のセレクトショップ「EYETHINK」。クリーンでミニマルな店内には、モードなヨーロッパブランドからいま注目の東京ブランドまで、世界中から仕入れられたたくさんのメガネやサングラスが並びます。タイムレスでスタンダードなラインナップが特徴。

「ぼくはストリートな格好をすることが多いので、アイウェアはできるだけ上品なものを選んで、全体のバランスを整えることが多いんです。フレームが細いものだったり、繊細さを感じさせるアイテムにグッときますね」

素材やカラー別に陳列するなど、こだわりがうかがえる店内。ブランドで括られていないため、先入観なく自分好みの一本が探せそうです。また、国内外のブランドへの別注アイテムも多数展開されており、スタッフさんいわく「キーカラーであるネイビーとベージュの素材を各ブランドに提供し製造する方式をとっている」とか。

「なんだか服を別注するみたいでおもしろいですね」

末廣さんが選んだのは〈GUCCI〉のメタルフレーム。繊細かつインテリジェンスなデザインが特徴で、一方で、ストリートな雰囲気にもマッチします。そんな絶妙なアンバランスさが、スタイリングをグンと格上げしてくれるアイテム。

「最近はこうしたシャープなフレームをかけているひとが少ないので、あえて、スタイリングの仕事でも積極的に使っていきたいです。ゆるっとしたシンプルなニットを合わせて、スマートに着こなすのもいいですよね」

もう1点セレクトしたのは、メゾンブランドとのコラボレーションでも知られる〈MYKITA〉のアイウェア。こちらも上品さや繊細さを感じさせるデザインで、トレンドやシーンを気にせず、どんな着こなしにも合いそうです。