表参道店リニューアルのその後は?
フイナム:ところで、「アトモス 表参道」が4月29日に待望のリニューアルオープンを遂げましたね。その後いかがですか?
小島:反響の大きさは想像以上。たくさんのお客様にお越しいただき、スタッフ一同、うれしい悲鳴をあげています。
フイナム:原宿表参道界隈、賑わっていますよね。コロナ前に戻ったといってもいいくらい。
小島:いや、体感的にはコロナ前を超えているかも。お昼時は飲食店がどこも満席、大行列で、ぼくたちもランチにありつくのが苦労するほどですから。
フイナム:外国人旅行客も増えていますが、「アトモス」はどうですか?
小島:世界中からたくさんのお客様が来てくれています。特に多いのが東南アジア諸国の方々。
フイナム:東南アジアといえば、「アトモス」はタイ、インドネシア、マレーシアにも出店していますよね。
小島:それによって現地の方々に認知が広まり、「日本に行ったらアトモスに立ち寄ってみよう」と思っていただいているようです。
フイナム:なるほど。それくらい現地での認知度が高いと。
小島:東南アジア諸国への出店は、創業者で前社長の本明(秀文)が打ち出した方針でした。店は知られてナンボ。だから「アトモス」がまだ知られていない東南アジアにもどんどん店を出していく、と。先見の明はさすがだなとあらためて思います。
フイナム:本明さんが長年かけて蒔いてきた種が、いまようやく実りつつあると。
小島:そうですね。そのアイデンティティはぼくを含む次の世代の「アトモス」の現役スタッフたちに引き継がれています。
フイナム:さらにこの夏にはフィリピンにも出店予定とか。
小島:フィリピンへの出店は個人的にも楽しみです。「アトモス」は「TOKYO TO THE WORLD」を旗印にこれまでやってきました。これからもその方向性を変えることなく、世界中のスニーカーフリークに楽しんでもらえる施策をどんどん仕掛けていきたいですね。