― コラボアイテムも当然気になりますが、なんだか皆さんのお話を伺っているうちに、段々と野球がしたくなってきました。
ピエール:ぜひ! なるべく楽しくやろうってんで、TOKYO大リーグでは送りバントは一切ナシ。しかもリーグ設立初年度〜2年目ぐらいまでは、三盗もナシ。
一同:へぇ~(驚き)。
ピエール:だって草野球の試合なんて、フォアボールで出塁しても三塁打になっちゃうでしょ? 盗塁を2回やっちゃうと、それだけでダレた試合になっちゃうので、楽しむためのレギュレーションが必要になってくるんですよ。それを決定するのがリーグの責任者でもあり、チームの監督でもあり、プレーヤーでもある俺。
― プレーヤーとしての瀧さんの姿も見たいですね。
宮尾:今回のルック撮影の際に、初めてピエール学園のゲームを1試合丸々見たんですが、瀧さんは想像以上にバリバリ采配していましたよ。対戦相手もですが、お互い性別も年齢も関係なし。野球って練習自体は厳しくとも、いざ試合が始まるとピッチャーとキャッチャー以外はそんなに動きませんからね、基本的に。なので誰でも等しく楽しめるのが魅力なんだなと、改めて感じました。
ピエール:それと草野球って格好から入っていけるんですよ。ウチの所属選手にも「タマニワ」を知っているやつが何人もいて、ちょっとレアなアイテムを手に入れては「コレ、渋いっしょ!?」とか言って自慢し合ったりしていたりして。俺も今日は井口さんに会うってことで「これだったら響くだろう!」と、ジャクソンビル・ジャンボシュリンプのTシャツを着てきました。


― 初めて聞いた名前だったので調べたところ、マイナーリーグAAAに所属しているマイアミ・マーリンズ傘下のチームでした。
井口:いや、最高ですねソレ! 同じのぼくも欲しいですもん。
ピエール:っていうコミュニケーションや楽しみ方もあるんですよ、野球には。それってヒップホップやバスケにも通じるし、バンドTシャツなんかもモチロンそう。


― カルチャーなんですね、野球は。ピエール学園のチームメイトからの評判はいかがですか?
ピエール:これが結構好評で。「買います!」っていう声はあがってるけど、さすがに俺の顔プリントのTシャツを買おうって猛者は残念ながらまだ出てきていません(笑)。
宮尾:たしかにお客さんだけでなく、知り合いからの問い合わせも多いんですよね。発売前の段階で完売しちゃうんじゃないかって声も。※発売当日に完売。
井口:ジークレープリントの問い合わせも、ウチの店の方にきています。
ピエール:え、マジすか!?(驚き)。
― 「タマニワ」に問い合わせるということは“野球選手”としての瀧さんのファンであるということですね。
井口:いえ、ミュージシャンとして瀧さんのファンの方かと。
ピエール:野球選手として…って、一体何を言っとるんだ、君は!?(笑)。
一同:(笑)。

― 実は今回がフイナムでの瀧さん初登場! というわけで、最後にちょっとだけ今後の活動について触れたいと思います。現在は先ほども話に出た『サンクチュアリ-聖域-』などの俳優としての顔、YouTubeチャンネル『ピエール瀧 YOUR RECOMMENDATIONS』に、noteでの連載『ピエール瀧の23区23時』といったソロ活動がありつつ、さらに電気グルーヴとしては、これから秋まで夏フェス出演も目白押し。で、11月3日からZeppツアーが12月2日まであります。このツアーにもきっと、今回のトリプルコラボアイテムを着てくるお客さんがいるはずです。
ピエール:そうですね。「暇な時に集まってやろう!」と始まった野球チームが、約30年もの長い歴史を経て、いよいよ公式グッズまでリリースされるなんて、本当に感無量ですよ。これまでピエール学園を支えてくれた歴代チームメイトにも感謝しつつ、まさに継続は力なり。色々な個性を持ったヤツらが集まって、お互いを助け合って戦う。それこそがチームスポーツである野球のおもしろいところだし、このグッズを買って着ることで、皆さんもピエール学園の仲間として、試合を応援したり楽しんでくれると嬉しいですね。
― 第二弾が実現した際には、再びお三方に集まっていただいてお話を伺えればと思います。ありがとうございました!