ヘビーデューティアイビーからテンカラへ。

PROFILE
1979年生まれ、北海道室蘭市出身。セレクトショップに勤めたのち、2003年の札幌店オープンと同時に「ネペンテス」入社。2022年に〈サウス2 ウエスト8〉のディレクターに就任。テンカラ釣りのほか、トレイルランニングも趣味で、常日頃から自然の中で時間を過ごしている。
Instagram:@south2west8_miura
ーまずは20周年、おめでとうございます。
三浦:ありがとうございます。
ー三浦さんは20年前から札幌の「ネペンテス」で働かれているんですよね。
三浦:いまでも覚えていますけど、入社したのは2003年の3月20日。ちょうど、ここがオープンした日なんです。そのときの店の名前は「ネペンテス」だったんですけど、そこから数年を経て、屋号も「サウス2 ウエスト8」に変更しました。
ー〈サウス2 ウエスト8〉のファーストコレクションはいつだったんですか?
三浦:ブランド自体は2003年からでした。当時は〈サウス2 ウエスト8〉ではなく、〈エス2 ダブル8(S2 W8)〉と記号で表記していて。最初の頃は、ほとんどの商品がアメリカ製でした。


ー東京に1号店を出店し、2号店として北海道を選んだ理由も教えてください。
三浦:当時、代表の清水がアメリカ出張の際に、メイン州にある〈L.L.Bean〉の本店に立ち寄ることがありました。
そこは地元のアウトドアマンたちのために24時間オープンにしていたのですが、その頃から自身が北海道で渓流釣りに親しんでいたこともあり、この自然豊かな北海道でこんな店を作りたいという思いをずっと持ち続けていて、それが形になりました。
ー最初は24時間オープンだったんですか?
三浦:さすがにそれはなかったです(笑)。ただ、清水がそこで感じたように、地域に根ざした店とアウトドアとファッションを融合したブランドを作りたいと。
ーそしてできたのが、ブランド〈サウス2 ウエスト8〉だったと。

三浦:そうです。最初はヘビーデューティアイビーがテーマで、ハンティング仕様のものも多くて。テントやヨットのオーニングに使われるサンフォージャークロスの生地を使ったバッグだったり、ウェアだったりを販売していましたね。
ーいまの〈サウス2 ウエスト8〉といえば、日本古来の釣法であるテンカラ釣りをテーマにしていますが、そのコンセプトはいつからだったんでしょうか?
三浦:2015年からです。
ーなぜ急に、方向転換が?
三浦:もちろん、清水は昔からテンカラ釣りをしていて、構想は昔からあったと思いますけど、ヘビーデューティーなアウトドアファッションが世界でも特別なものではなくなり、他にはないコンセプトを考案し求めた結果、北海道という雄大な自然をダイレクトに楽しめる渓流釣りに着目し、その中でもシンプルな釣法であるテンカラのコンセプトに辿り着きました。
