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スタイルスでいま、欲しいもの。 Vol.1 内山晴輝
Styles' Styles

スタイルスでいま、欲しいもの。 Vol.1 内山晴輝

国内外のブランドから旬のスポーツブランドまで“オーセンティックスポーツファッション”の視点でセレクトしたストリートスタイルを提案する「スタイルス(Styles)」。スニーカーのみならず、ヴィンテージまで幅広く展開する「スタイルス」のアイテムを使ってスタイリスト内山晴輝さんが4体のスタイリングを組んでくれました。スニーカーにまつわる思い出や、最近気になっているスタイルまで、お話を伺いながら内山さんのファッション観を紐解いていきます。

  • Photo_Ryohei Obama
  • Styling_Haruki Uchiyama(TRON)
  • Text_Yasuyuki Ushijima(NO-TECH)
  • Edit_Amane Yasuda

インスピレーション源はあらゆるところに存在。

―内山さんが思ういまっぽいスタイルはどんな着こなしですか?

内山:シューズベースでいうとローテクですね。〈アシックス〉もアーカイブにあったようなモデルを、コレクションブランドがコラボで使っていたりするので、おもしろいですよね。世界的に見るとアパレルはテック系のアイテムが旬なので、ローテクシューズにテック系のパンツや短丈のアウターを合わせるといまっぽくなると思います。

カウンターカルチャーではないですが、パンツのシルエットもワイドから少しずつ細くなってきているので、思い切って細めにしてもいいなと思いますね。

―ファッションに関する情報や、スタイリングに関するインスピレーションはどこから取り入れていますか?

内山:やはりインスタとかピンタレストなどのSNSから情報を仕入れることが多いですね。スタイリングに関するインスピレーションは、ストリートスナップやコレクション時期のランウェイを参考にすることもあります。ハイブランドが発表したスタイルは半年とか1年後に降りてくるので、それをチェックしておくことで、先行してスタイリングに取り込めます。

―内山さんは古着が好きなので、古着屋さんからもインスピレーションを受けそうですね。

内山:スタイリングを参考にすることはないですけど、古着屋さんは知識が豊富なので、アイテムやブランドのルーツを聞いて勉強することも多いですね。やはり師匠の(山田)陵太さんとかには知識量だと叶わないので、日々勉強です。

―ウィメンズのスタイリングやアイテムからインスピレーションを受けることも多いとか。

内山:そうですね。メンズのセオリーはベースにありますけど、ウィメンズの色合わせはメンズのファッションにはないものがあるので、ポップさとかはすごく参考になりますね。

―他に参考にしているものはありますか?

内山:写真集とかみて色合わせの参考にしたりします。あとはアフリカに住んでいる部族などが、顔や体にするペイントの色使いが秀逸で参考にしたりします。ネックレスとかアクセサリーの合わせ方もすごいなと思います。アフリカの部族なので、彼らは自分たちが想像できない世界に生きていて、自然にある色を自分たちが思いもつかない組み合わせにしているので参考になりますね。

Style03.
初秋のスタイルは、丈でバランスをとる。

New Balance「BB550」

80年代にリリースされた競技者向けのバスケットシューズを復刻したのが「BB550」。ニューバランスはハイテク系のデザインが多いが、これぐらいのローテク感ならどんな着こなしにも合わせやすいのでは。ソールは生成りだが、ロゴまですべてホワイトで統一されているところもポイントのひとつです。¥17,600

内山:〈ニューバランス〉も自分ではあまり合わせないブランドのひとつ。ただ、取り入れるなら、この“BB550”を選びました。古着好きならわかると思いますが、ソールが生成りだとなんとなくヴィンテージ感がありませんか?

〈ベドウィン〉CPOシャツ¥26,400、〈ジムコンテキスト〉ジップニットブルゾン¥39,600、ショーツ¥30,800、〈サイラス〉Tシャツ¥4,950

内山:個人的に秋に挑戦したい長袖 × ショーツの着こなしを提案しました。このチェック柄もストリートっぽくオンブレチェックになっているし、ショーツだけだとさまにならないので、セットアップで合わせています。しかもこのセットアップはニットなので、品も出せるんです。セットアップだけでは少し物足りなかったので、ウールのCPOシャツをアウター代わりに羽織らせて。全体がアースカラーだったので、足元のホワイトで少し軽さもプラス。インナーにはイエローを選んで、差し色にしています。

-「スタイルス」では〈ナイキ〉の“ジョーダンシリーズ”が依然として人気だそうです。

内山:かっこいいなと思うんですが、自分には似合わない気がして、あまり通って来なかった道ですね。でも最近は気になっていて、自分は古着が好きなので、どうしてもオリジナルが欲しくなっちゃう。でもオリジナルは値段も高いので、そこは踏み込めないところです(笑)

―試着してみていかがですか?

内山:いままで食わず嫌いで避けていましたが、この色なら意外に自分のスタイルにも合うかも。ただ、このボリューム感はパンツを選びそうなので難しいかな…。でも試着してみて意外といい感じです。

Style04.
ニートなアイテムにも遊び心をプラス。

Nike「Air Jordan5」

1990年に発売された「エア ジョーダン5」は〈ナイキ〉の天才デザイナーであるティンカー・ハットフィールドによる名作。シリーズ初となるアウトソールにジャンプマンロゴを入れたモデルだったことも人気の理由です。復刻したレトロシリーズは秋のストリートにピッタリなバーガンディカラーがポイント。¥33,000

内山:『エアジョーダン』はこれまで通って来なかったスニーカーですが、自分は履かなくても、スタイリングでなら合わせられます。ベーシックなカラーだとつまらないし、あえて個性のある色を選びたいところです。

〈ジムコンテキスト〉ニット¥39,600、〈ニューバランス〉ゲームシャツ¥10,560、〈パム〉のパンツ¥38,500

内山:上品なニットはきれいめなアイテムに合わせるとおもしろみがないので、あえてストリートに落とし込みました。首元にはフットボールのゲームシャツをチラ見せで差し込んでいます。パンツもこのトップスにスラックスを持ってくると、一気に品のあるスタイルになってしまうし、ストリートに寄せたかったのでカーゴパンツを選びました。このカーゴパンツもシルエットがバルーンパンツみたいでかわいいし、ブラウンの切り替しで個性も発揮できると思います。

スニーカーのみならず、今回内山さんが選んだアイテムのように、スポーツブランドからメゾンまで幅広いアパレルが揃う「スタイルス」。足元だけじゃなくトータルでコーディネートできるので、この秋にぴったりのスタイリングを探してみてはいかがでしょう。

INFORMATION

Styles

住所: 東京都渋谷区猿楽町11-3プラウド代官山フロント1F
電話番号:03-6415-7722
営業時間:10:00~20:00
公式オンラインストア

公式インスタグラム

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