アスリートと音楽。

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平野歩夢選手にとって音楽は欠かせない要素の一つ。試合に臨む自分を奮い立たせてくれる応援歌であり、キツい練習にへこたれそうな己を叱咤激励してくれる自分だけのテーマソングでもあります。
「例えばTHA BLUE HERBのように、世界観を突き詰めて、自分を貫くアーティストを好んで聴いてきました。決して聴きやすい曲ばかりじゃないけど、自分の世界に深く入り込んだアーティストに興味があります。競技者としての自分とどこか重なる部分もあるのかなと」
音楽は、平野さんにとってモチベーションをアップさせてくれる大事なツール。とはいえ、それだけではありません。
「家でゆっくりできるときには、レコードを出してスピーカーで聴くこともあります。それだと全然聴こえ方がちがうんですよね。普段はスマホで曲を聴くことが多いんですが、いい環境でいい曲を聴くのは好きですね」
そんな平野さんとやってきたのは、蔵前にあるレコード店「GINZA RECORDS & AUDIO KURAMAE」。80〜90年代を中心としたオールジャンルの音楽がラインナップされ、グッドコンディションのレコードを、高品質の音響システムで試聴することができる…、まさに入門者にはうってつけのショップなのです。同店のバイヤー関さんとの会話を通して、平野さんの好みやリスニングスタイルを紐解いていきます。
まずはなぜ平野さんはレコードに興味があるのか、から。

「レコードは一時期集めていて、昔のJ-POPをはじめ少しだけ持っています。元々はレコードのジャケットが入り口で、自分の知っているアーティストでこんなジャケットあるんだと買ってみたのが始まりです。レコードはジャケットのサイズが大きくてよく見えるので、それで買うこともあります」
まさに、ジャケットが大きいこともレコードの魅力の一つだと関さんは同意します。
「いまはインテリアとして飾るためにレコードを買うひとも確実に増えています。もちろん音楽から入るひともいるんですが、アートワークを入り口に気軽に手にとって欲しい。なので、海外の著名なアーティストが手がけたジャケットなどもありますし、飾ることを意識した作品もなかにはありますよ」