G-SHOCKが親子のコミュニケーションのツールに。
- ー江川さんは普段、時計をつけますか?
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江川:仕事が忙しくて時間に追われているときにつけます。例えば、展示会の前とか、一日に何件もアポイントが入っているとき。なんだか腕に時計を巻くとスイッチが入るんです。気持ちが引き締まって、「よし、やるぞ!」という気になるというか。
- ー腕時計にはどんなことを求めますか?
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江川:デジタルもアナログも両方好きなんですけど、デザインに関してはシンプルなものが好みです。足していくというよりも、無駄なものを排除したものがいいですね。機能に関しては、正直あまり多くを求めません。
時間がわかって、夜でも視認性が確保できて、あとはストップウォッチがついていればそれで充分かな。スマホがあるぶん、時計に求めるのは本当にシンプルなことだけになったように思います。
- ーストップウォッチはどんなときに使うんですか?
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江川:たまにジョギングをするんです(笑)。そのときにストップウォッチを使ってタイムを測っているんですよ。スマホを持って走るとなんだか邪魔なので。
- ーお持ちの時計は、どんなものが多いんですか?
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江川:実は〈G-SHOCK〉しか持ってないんですよ。10本くらいあるかな? 「Futura」とか「STASH」といったストリートカルチャーを体現するアーティストとコラボレートしたモデルが多いです。いまは小学校3年になる息子が〈G-SHOCK〉にハマってて、ぼくの時計を管理したりケアもしてくれてます(笑)。息子にせがまれて調べて買うこともありますね。親子のコミュニケーションのツールになってるんです。
- ー江川さんは昔から〈G-SHOCK〉をつけていたんですか?
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江川:スクエアのタイプで「DW-5600」っていうんでしたっけ? それがはじめてつけたモデルです。中学の入学祝いに買ってもらって、それ以来ずっとこのブランドの時計を愛用しています。〈G-SHOCK〉は男らしさを身につけるための登竜門的存在だと思うんです。
ぼく自身、テレビCMを見て、そのタフなイメージに惹かれて親にせがんだ記憶があるので(笑)。息子がいまハマっているのも、軍人とか、子供にとってかっこよさの象徴となる人がつけているのを見て、憧れを抱くような感じで〈G-SHOCK〉にのめり込んでいったんです。
- ー年齢を重ねることによって、モノを選ぶ基準に変化は出てきましたか?
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江川:常に新しいモノには目を光らせつつ、実験的にチョイスするということは続けていますね。でも、昔よりもフラットにモノを見れるようになりました。その最たる例のひとつがジャケットかもしれません。
昔はスーツなんて着なかったけど、いま着てみると意外とシックリくるし引き締まるな、とか思ったり。こういうアイテムを着るようになったから、それに合わせてモノを選ぶようになったかもしれません。とはいえ、自分らしさは崩さないようにしていますけど。
- ー確かにこれまでの江川さんのイメージに、ジャケットというアイテムは結びつかなかったように思います。
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江川:いままでは手を出しちゃいけないと思ってたんですけど、Tシャツにも合わせやすいし、年相応に見えるかなと(笑)。自分のブランドでもスタイルとして提案しているんですが、ぼくが考えるセットアップというのは、なんだか新しいのかなという気もしています。
メタリックなデザインが特徴の「G-STEEL」。硬い金属に樹脂の柔軟性を組み合わせることで耐衝撃性を確保。内部構造にはLEDを2灯搭載し、文字盤と液晶を明るく照らす。暗所を感知し、自動でライトが点灯する“フルオートライト機能”も搭載。ソーラー充電システムも内蔵し、電池交換の必要がないところも魅力。左から「GST-W110-1AJF」 ¥40,000+TAX、「GST-W300-1AJF」 ¥35,000+TAX、「GST-W100G-1BJF」 ¥40,000+TAX
「G-STEEL」は大人として安心して使える時計。
- ーそんなセットアップに、今回はメタッリックなデザインが特徴の「G-STEEL」を合わせてもらいました。腕に巻いたときの率直な感想を教えてください。
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江川:すごく大人っぽいなぁ、というのがひと目見たときの印象です。カジュアルというよりは、今日のぼくみたいにジャケットスタイルでキリッと決めたいときに手に取りたくなるアイテムなんじゃないかと。
アナログでメタリックだと、ちょっとダイバーズウォッチっぽい雰囲気も出ますよね。大人として安心して使える時計だと思います。あと、気に入ったポイントは電波ソーラーですね。電池交換いらずというのはうれしいし、時間が狂わないというのも見逃せないです。
- ーなるほど。
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江川:〈G-SHOCK〉はやっぱり普遍的なモノで、どんな場所でも気にせずつけられるところがいいな、と思うんです。いかにもタフなアイテムが存在する一方で、こういった大人っぽいデザインの時計もリリースしていて、お客さんが自由にそれを選択できるから、30年以上も確固たる地位をキープできるんだと思いますね。
- ージャケットを着るシーン以外だと、どんな場面で「G-STEEL」が活躍しそうですか?
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江川:最近DJをする機会が増えているんですけど、そのときなんかいいかもしれません。プレイ中は時間を気にしながらすることが多いし、これならライトの光が明るすぎなくて丁度いいので。
あとはクルマやバイクを運転するときも重宝しそうです。フェイスが大きいから視認性が高くて、パッと見てすぐに時間を把握できる。運転中に携帯をいじるわけにもいきませんから。
- ー最後に、総合的に判断して「G-STEEL」は江川さんの目にどのように映りましたか?
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江川:さっきも話したように、安心して身につけられる時計だと思います。時計って人のステータスを表す役割もあると思うんですけど、そういった常識があるなかで高級時計をつけるのって、なんだかキザな印象になるじゃないですか。
- ー確かに、背伸びした印象にもなりかねないですね。
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江川:でも、「G-STEEL」ならそうならない。価格に関しても安すぎず高すぎなくて、いいバランスです。そもそも〈G-SHOCK〉自体にネガティブなイメージはないし、そのなかでこのモデルを選ぶのは、しっかりと用途やスタイルを考えた上でのことだと思うんです。
ぼく自身はそこまで真面目な人間じゃないけど(笑)、地に足着いているというか、人生を真っすぐ、真っ当に生きている人がつける時計だと思いますね、「G-STEEL」は。