「もうビートルズって洋服に書かれているだけで最高」
国内外問わず、音楽シーンを賑わす多国籍ミクスチャーバンド、ALIのフロントマンのLEOさん。バンドの音楽はファンクやジャズ、R&BにHIP HOP、ロックとブラックミュージック全般を取り入れ、ソウルフルなメロディがリスナーを魅了しています。そんなLEOさん自身の音楽人生において、もっとも多くの影響を受けていると公言するのが、ザ・ビートルズです。
「おれの場合、ビートルズは『1』(※2000年リリースのベストアルバム)から入ったんですけど、同時にジョンのソロを聴いていました。中でも『Mother』(※1970年リリースのアルバム『Plastic Ono Band(邦題:ジョンの魂)』収録)に食らいましたね。ジョンの境遇にシンパシーを感じて音楽をやるようになったし、ジョンの作品があったからこそビートルズをロックだと認識するようになりました」。その影響は強く、ALI以前にはジョン・レノンの名前を冠したバンド名でも活動した経緯があるほど。



そんな大のザ・ビートルズ好きのLEOさんのご自宅を訪ねて、レコードをかけながら今回のアパレルをスタイリング。シングル『I Want To Hold Your Hand』(邦題:抱きしめたい)』をグラフィックにしたTシャツは、親交の深いブランド<ワコマリア(WACKO MARIA)>のお気に入りである、ジャン=ミシェル・バスキアの総柄カーディガンと合わせてリラックスした着こなしを。
パーカもジャストサイズのものをセレクトし、リビングのソファでリラックスしながらギターを弾くなど、ライフスタイルに溶け込んだスタイルをさり気なく演出できるのはさすがのひと言です。
「これだけビートルズを愛しているんで、もうビートルズって洋服に書かれているだけで最高なんですよ。本当に着れて嬉しいです。今日着たTシャツもパーカも、めちゃくちゃいい感じ! もし欲を言うのであれば、今後ビートルズやジョン・レノン関連の洋服がオフィシャルでリリースされることがあるのであれば、少しでもいいからデザインだったりアイディア出しに関わりたいです。お金なんていらないので一緒に作りたい。それぐらいの熱量があるのでご連絡ください(笑)」
ザ・ビートルズの新作アパレルを着て、これまでに何百、何千回と聴いてきたであろう赤盤、青盤の楽曲を聴きながら話をしていると、ザ・ビートルズ愛が強い人が着用すると、こうも洋服がスタイルに馴染むものなのかと思い知らされるような気がします。


前述のパーカと同じく、『I Want To Hold Your Hand』(邦題:抱きしめたい)』の日本盤ジャケットをバックに、フロントにはリリースされた年である“1963”を落とし込んだTシャツ。あえての昭和レトロさが時代のムードとリンクします。¥5,500