今回のメンバー。上段左が私ライターの野村となり、芸映の鈴木さん、今回のコーディネーターを務めたエディターのアクタガワタカトシさん、イラストレーターのジェリー鵜飼さん、フイナムの山本さん、モデル、ライターの猪野さん。下段は左からエージェンシー「凛」の野村さん、モデル、タレントの三原勇希さん、井上早紀という綺麗どころが並びます。
1.富士山登山を楽しむために「富士宮ルート」を選ぶ理由。
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富士登山では大きく分けて主要となる4つのコースがあります。
首都圏からのアクセスも良い吉田ルートに、距離も長く標高差も大きい御殿場ルート、静かな登山を楽しめる須走ルート、そして我々が辿った富士宮ルート。
富士宮ルートの特徴は、各ルートのなかでも最も距離が短いこと。そのため登山経験の乏しい我々でも一歩一歩足を進めれば、あっという間に山頂に辿り着くことができます。ただ短い距離ゆえに急に高度を稼いで登ってしまうため、高山病を発症するリスクが高いのも事実。
各山小屋はもちろんのこと、こまめに休憩を重ねるなかで、徐々に高地にカラダを慣らしていくことが重要となってきます。
スタートは午前3時。真っ暗闇のなかヘッドランプを付けて登ります。
徐々に日が昇ってくると視界もクリアになってきて、景色も楽しめるようになります。
仮眠を取る三原勇希さんと井上早紀さん。ゆっくりと休みをとるなかで高度順化を図ります。
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ビギナーに比較的易しい夏とはいえど、立ちはだかるのは日本一の山、富士山。麓と頂上では寒暖の差が激しく、天候の変化の激しい山のなかでは太陽が隠れると急に冷え込んでくることも。よって真夏とはいえ、万全の装備で挑むことが重要になります。
まず欠かすことのできないのが吸水速乾性に優れたインナー。序盤にかいた汗が乾かないと冷え込みの原因に。そしてトレイル向けに作られた防水性に優れたシェルジャケットやロングパンツ、ダウンジャケットにいたるまで。これらは天候に応じて使い分けて、脱いだらザックに放り込んでおきます。
あとはトレッキングシューズやブーツなどの山登りに特化したシュース選びも重要。その他にも、飲料水やスーパーフードなどの軽食を取り揃え、こまめにエネルギーをチャージします。またハットやグローブ、サングラスなどといった強い日差しから守るアイテムも持っておくと重宝します。
今回のメンバーが履いた〈サロモン〉のトレイルシューズ「X ULTRA MID 2 GORE-TEX®」。抜群の安定性に優れたグリップ力を誇り、岩場や砂利道の多い富士山でも履いていて安心感がありました。¥18,850
近年はトレイルランニングスタイルで訪れる方も多い富士山。実際、ぼくも〈サロモン〉の「SKIN PRO 15 SET」で挑戦。抜群のフィット感が軽快な動きを可能にしてくれます。¥18,000(15ℓ)
インナーにダウンを着て、シェルも羽織った九号目。
九合五勺では一転してTシャツにショートパンツという出で立ちに。
3.遂に登頂! 山頂ではカップ麺で腹を満たし、コーヒーでチルアウト。
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長い登り道を越えれば、見えてくるのは富士の山頂。登りきった人だけが感じることのできるその特別な達成感を味わうために、毎年富士山登山には多くの人が訪れます。かくいう我々もなんとか予定時刻通りに到達し、極上の空気と共にその達成感を味わえました。
で、まずは腹ごしらえ。山小屋でオーダーするのは、迷うことなくカップ麺。たかがカップ麺ではあるものの、登ってきた疲れもあいまって驚くほど美味しく感じます。
その後は適当なスペースを見付けて、みんなでチルアウト。アクタガワタカトシさんが用意してくれたコーヒーをいただきながら、各自思い思いのスタイルで休憩、仮眠をとり、英気を養います。
まずは記念撮影!
山頂でコーヒーを飲むという贅沢。リフレッシュして下山に備えます。
ザックを枕に地べたに横になって仮眠。
こんなエクストリームな態勢で眠りにつく方も
山頂の山小屋には登頂記念グッズが販売されています。
まだまだ体力の有り余っている方は、頂上の真ん中にある大きなくぼみの周りを一周する「お鉢巡り」もオススメです。
4.軽快な装備で、砂道を駆け下りる「大砂走り」であっという間に下山!
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思う存分頂上でのチルタイムを過ごしたら、待ち受けるは下山。この束の間のインターバルが若干のメンタルを低下させたりもしますが、登りに比べて数段楽なので気持ちを切り替え、自分自身を奮い立たせて足を進めます。
今回、下山には御殿場ルートを選択。主要コース内で最も距離が長いながらも、名物「大砂走り」を駆け下りれば、あっという間に五合目に辿り着いてしまうんです。
噴火で噴出したスコリアと呼ばれる粒上の堆積物が蓄積された厚く砂の積もった山道は、驚くほどふっかふか。トレイルランさながらの疾走を見せながら、駆け抜けるようにゴール地点でもある御殿場口新五合目を目指します。
このときにマスクやサングラスを身につけておくと、舞い上がる砂煙を防ぐことができます。
下山直前にも記念撮影。走る気まんまんです。
砂煙が舞っているのが見て取れます。
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みんな揃って下山したら、御殿場ルートの入り口である御殿場口新五合目に期間限定で開設された交流施設『Mt. FUJI TRAIL STATION』を訪問。
こちらでは今回の登山メンバーでもあるジェリー鵜飼さんがデザインした〈サロモン〉の「山の日」記念限定ステッカーが先着順で配布中! もちろん我々もメンバーみんなでゲットして早速、記念撮影。
「#サロモントレイル」というハッシュタグを添えてインスタグラムに投稿すると合計15名の方に〈サロモン〉のグッズがプレゼントされるキャンペーンを9月10日(土)まで実施中ということで、ぼく自身も自分のアカウントで投稿しておきました。当たるかな?
また、この他に『Mt. FUJI TRAIL STATION』では、富士山の登頂証明書の即時発行のサービスや富士登山に必要な道具を展示するなど、盛り沢山なコンテンツをスタンバイされています。
これから富士登山へ出かける予定のある方、またそうでない方もこの機会にぜひに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?