PROFILE
さまざまな国にルーツを持つメンバーで結成したバンド「ALI」のボーカルとリーダーを務める。最新シングル「BEYOND feat MaRI」の発売を記念した原点回帰イベント「ALI presents professionalism BEYOND release party!! at CHELSEA HOTEL」- 2DAYS ONEMAN -はSOLDOUT。香港、台湾、中国、ブラジルなど、日本だけでなく世界中のフェスに出演。台湾TV番組の生放送出演や様々なフェスへの出演も決定している。
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音楽でいちばん大事なのは“時間を忘れること”。
─バンド「ALI」のボーカル兼リーダーとして活躍するLEOさん。自身にとって、音楽とは?
LEO: 音楽は俺にとって神様みたいなもの。信じて、愛して、救いを受ける。ずっと助けてもらってばっかりだし、音楽があったからここまで生きてこられたんだよね。自分に関わるすべての物事は音楽を通して考えられる。萩花さんに出会えたのも音楽がおかげだし。
─自分とは切っても切り離せないものだと。
LEO: そう。それと同時に、自分の夢を叶える手段でもあって。助けられたぶん、自分に関わる人に恩と愛を返していくのも音楽だし、お金とかほしいものとかすべてを手に入れられるのも音楽だと思ってる。
─自分の体の一部とも言える音楽に関わっているとき、時間とどう向き合っていますか?
LEO: “忘れるもの”として考えているかな。自分にとって本当に好きなものというのもあるけど、音楽に没頭しているときって時間を感じない。いうなれば、そういう忘れられるものじゃないと、自分は続けられないから。
LEO: それと、自分たちの音楽は、聴いてもらう人たちに時間を忘れさせなきゃいけない。ライブに来る人が、普段追われている仕事とか嫌なこととかから逃げられるような時間と空間をつくれないといけない。子供が遊びに行って、夕方の門限をつい忘れて遊び続けちゃうくらいに。
そのために、まず自分が時間を忘れるくらい夢中になれる音楽を生み出さないといけなくて。だから、音楽制作に集中しすぎちゃうと、萩花さんへの連絡とか忘れちゃって怒られたり……。
萩花: 仕事じゃなくても、連絡を忘れることもありますけどね(笑)。
LEO: はい……。つねに仕事の時間とプライベートの時間をなるべく意識するよう努力はしつつ。
─毎日の生活の中で、時間を強く感じる瞬間って?
LEO: うちに双子の男の子の子供がいるんですけど、彼らの成長を目の当たりにしたときですね。家に帰ってくると、二人が言葉を喋るようになっていたり、食べるごはんの量が増えたり、もっと笑うようになったり、それまでできないことができるようになっていると、時間の積み重ねを感じるんです。その瞬間、すごく幸せで過去を振り返って、感慨深い気持ちに。
─お子さんを通して感じる時間も、音楽に向き合っているときと同じように一瞬なんですね。
萩花: 本当にそうだよね。
LEO: 日頃子供を見てくれている萩花さんの方がそう感じていると思うけど、双子の男の子が産まれて一、二年は……余裕がなくて、もはや何があったかすぐに思い出せない。
LEO: “親歴”って子供の年齢と一緒で、育児についてわからないことだらけだし、周りに双子の親になった知り合いが意外にいなくて、日々勉強。子供が生まれてから、時間の流れが明らかに変わった。朝起きて夜寝るまでが、“バチン”(指を鳴らす)って一瞬のよう。
萩花: 今まで過ごしていた同じ一日とは思えないくらい速い。時間の体感が違う。今もまだそうですけど。
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