PROFILE
1994年生まれ、東京都出身。慶應義塾大学在学時に、学年がひとつ上だった松井ケムリと「魔神無骨」という名前でコンビを結成。その後、NSC東京校へ入校し、2019年に現在のコンビ名である「令和ロマン」に改名。2023年、結成6年目にして初のM-1決勝進出を果たすとともに、見事チャンピオンに輝いた。さらに今年7月に開催された「第45回ABCお笑いグランプリ」でも優勝を果たした。
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KURUMA’S SELECT ITEM
モノが入らず手が塞がっちゃうのが嫌だから。
品川駅
とある週の金曜日、くるまさんと待ち合わせたのは東京・品川駅。この日は、「なんばグランド花月」で公演があるため、新幹線に乗って大阪へ。
待ち合わせ時間のちょうどになると、全身真っ黒のくるまさんが “ナードな雰囲気で” やってきた。背負っているのは「アウトドアプロダクツ」のどでかいバックパック。なぜ、こんなに大きいのを背負ってるんですか?
「いま、ここに着替えだったり舞台衣装が入っているんですけど、さらにお水とかお茶とかも買うし、現地で差し入れをいただいたりとかもあるんです。もし小さいバックだったら、入りきらなくなって手で持って帰ってこなきゃいけないじゃないですか。手を塞ぐのが本当に嫌なので、でかいバッグが好きなんです」
スーツケースのときもあるのだけど、それも手がふさがるし、どうしても機動力が劣るし、新幹線の席によっては上の棚に置かなきゃいけない。楽なことと引き換えに小さなストレスが多いから、最近はバッグ率が高めなんだそう。
くるまさんは週1で大阪に通っていて、そのほか地方への出張も多数。最近は新幹線にも乗りまくっているから、ルーティンも決まっている。
「大阪出張のときは、新横浜ぐらいまでにメールを返したり、仕事のチェックとかをiPadで。新横浜を超えたら電波が悪くなるんで、ダウンロードしてた芸人のYouTubeとか、サブスクを見てます。よく、朝は頭が冴えてる的なことを言うじゃないですか。ちょっと前にそれに倣ってPCを持ち込んで仕事をやってみたんですけど、気が散っちゃって全然ダメで。やめました」
間もなく、くるまさんが乗る新幹線がやってきた。