Case01 増田 翔 自転車は遊びと行動範囲を広げてくれる。
PROFILE
自転車:〈KONA〉グラベルロードバイク
1995年生まれ、栃木出身。アウトドア全般が好きで、自転車や登山、スノーボード、クライミング、ランニングと幅広く楽しんでいる。ここに新たに釣りが加わりそうな予感。ランドスケープを撮るカメラも趣味。
instagram:@shomasuda_
ー 増田さんの自転車遍歴を教えてください。
ちゃんと自分で選んだのはクロスバイクが最初です。その後、カッコよさに憧れてピストにも乗りました。半年〜1年くらい愛用していましたが、盗難にあってしまい…。もともと自転車よりも登山の方が先に趣味として始まっているのですが、登山がきっかけで、グラベルロードバイク(以下、グラベルバイク)に乗るようになりました。変速ギアが使えるようになって、漕ぐのがだいぶ楽になりましたね(笑)。
ー グラベルバイクとはどんな自転車ですか?
グラベルバイクは、舗装路もオフロードもどちらも走行できる自転車です。ぼくのは〈KONA〉製で、ありがたいことに職場の方から譲ってもらったもの。その後もろもろカスタムしてきました。塗装を剥離して、錆加工をして、クリアの塗装を塗ったりしてます。
ー 自転車でどこに行くことが多いですか?
電車やバスなど公共交通機関が苦手で、通勤でも撮影でもオーディションでも、行けるところは移動手段として使っています。とにかく自転車を漕ぐのが好きなんです。「OMM」というアドベンチャーレースにもこれで出場します。休日に遠出して、舗装されていない場所をこの自転車で走るのも楽しいですね。
ー オフロードの楽しさですね。
整っていない地面なので、自分のバランスで乗りこなしていくのが面白いんです。スノーボードも好きで、横ノリに近いのかなと。遊びの感覚ですよね。グラベルバイクは、タイヤが太すぎず、ロードバイクまでも細すぎないので、オールマイティにいろいろな路面を走れる楽しさがあります。
ー 増田さんにとって、自転車の魅力とは?
自転車は自由な乗り物だなと思っています。電車やバスだと行動範囲が限られますが、自転車ならどこでも行ける。ぼくはカメラが好きで、アウトドアで出会った人や景色をよく撮っています。素敵だなと思う風景を目にしたとき、すぐに停まってカメラを取り出せるのも自転車の魅力。そういう柔軟性がいいなと。
ー 登山も7年前からの趣味と聞いています。
登山と自転車は、機能性が大事なので使うアイテムの共通点が多いです。シェルもそうだし、インナーもそう。今日着たシェルもトレッキングに使えそうだなと思いました。強いて違いを挙げるなら、今日のような八分丈のパンツだとチェーンに絡まないのでいいですね。
ー 今日のシェル「エンライドレインジャケット」は、自転車乗りから見てどうですか?
強度のある「ダイニーマ」の生地は頼もしいです。オフロードでは枝が当たるのは日常茶飯事だし、街でも植木に当たって服が破れることもあるので。それと、前傾姿勢で腕を伸ばしても突っ張らなかったのも気が利いているなと。リフレクターがしっかりしているのも安心です。あとは、バイクパッキングは荷物が少なければ少ないほうがいいのですが、これほど軽くてコンパクトに持ち運べるのは嬉しいです。
ー すごく似合っていました。
後ろの丈が長いので、前傾になっても肌が見えないし、雨も入り込まないのもいいですね。あとぼくは休憩をあまり取らないので、透湿性が高いシェルをよく使うのですが、その点これは蒸れにくくて良かったです。
ー 今後、自転車を通じてやってみたいことは?
ずっと憧れているのは、アメリカのコロラドをバイクパッキングで走ること。天気が良ければ秩父方面に自転車で行って山にテント泊するのも好きで、以前は四国を自転車で巡るバイクパッキングを経験しました。でも、いつかはアメリカの広大な土地を自由気ままに旅してみたいですね。