PROFILE
「ビームス」で販売や商品開発、店舗のビジュアルづくりに携わった後、独立。2022年に東京・千駄木にリサイクルショップ「ファンアゲイン」をオープン。現在はショップ運営の他、ホテルや個人宅の内装ディレクションも手がける。
instagram:@funagain_sendagi
PROFILE
大手セレクトショップで販売、VMDを経験した後、そのレディース部門のバイヤーに就任。独立後はフリーランスでバイイングやブランドのディレクション、PRなどに携わる。週末は「ファンアゲイン」の営業を手伝う。
instagram:@nakatiin
カラフルな店のオーナーらしい着こなし。
東京の下町情緒あふれる街の中でも千駄木には、特に大人の落ち着きを感じます。近くにはレトロな商店街がある谷中や、文化財の多い根津があり、このエリアを総称して「谷根千」と呼ぶことも。
そんな千駄木に2021年にオープンしたリサイクルショップ「ファンアゲイン」は、オーナーである高島大輔さんの個性が色濃く反映された店です。幅広い年代の家具や生活雑貨が所狭しと置かれ、そのジャンルもさまざま。そして気になるアイテムの値札を見ると、想像よりも手に取りやすい価格というのに驚きます。
「一般的に価値があるものよりも、自分が素敵だと思うもの。そういった品々をここでは扱っています。人気の家具は値段が高くなりますが、お金をかけないでいかに魅力的な住空間をつくるか。そんなことをいつも考えていたので、そうしたアイデアをお客さまと共有したいと思ってこの店をオープンしました」
「ファンアゲイン」は、平日は買い付けを行なっており、週末に営業するスタイル。土曜には奥さまの中山良子さんも店を手伝うそう。都内はもちろん、関東近郊からもお客さんが訪れるので、毎週のように商品が入れ替わるのだとか。
この二人が着こなすのは〈ウールリッチ アウトドアレーベル〉のダウンジャケットです。高島さんは「ゴアテックス ツーレイヤー ニューアークテック パーカ」、中山さんは「アークティック クラシック フィット パーカ」をチョイス。どちらもブランドを代表するモデルで、そのクラシックなデザインが魅力。高島さん、中山さん共にセレクトショップ出身ということで、色合わせや服のチョイスにこだわりを感じさせます。
「うちの店はカラフルで元気なものが多いので、そこの店主として相応しい着こなしを意識しました。パンツとシューズはどちらも別々のスポーツブランドで組み合わせたり、あえて服屋のセオリーに捉われず、自由にスタイリングを組みました。ぼくはグラフィカルなものが好きなので、それをエプロンで表現しているのもポイントです」(高島)
「ボリュームのあるジャケットに対して、インナーの素材をすっきりさせてコントラストをつけました。あとは柄のスカートでアクセントをつくって、足元はヒールを合わせるとジャケットが浮いてしまうので、マウンテンブーツでアウトドアの要素をリンクさせています」(中山)