鈴木真海子が記録する、吉祥寺。

都会にはビルやコンクリートの印象があるけれど、意識して目を向けてみると、道端に咲く花木や公園、ビル風など、実はそこかしこに自然があることに気づきます。そんな“都会の中の自然”は、〈ザ・ノース・フェイス パープルレーベル〉の街に溶け込むアウトドアウェアと通じるものがあります。

その中でも、ブランド誕生から続く定番アイテムが、マウンテンパーカ。生地には、リサイクルポリエステルとオーガニックコットンを65対35で混紡し、高密度に織りあげた「65/35ベイヘッドクロス」を採用しています。丈夫で機能的、でも肌触りがコットンライクなのはこの生地によるところ。そして、ポケットを4つも備えているから、散歩するときでもかばんいらずです。

そんなブランドの顔とも言える服とともに、鈴木真海子さんが吉祥寺を街歩き。〈ザ・ノース・フェイス パープルレーベル〉が大事にする“都会の中の自然を記録する”というキーワードに紐付けて、鈴木さんにもそこにある風景と自然を写真に記録してもらいました。

鈴木： 高校時代、Rachelと初めて遊んだのが吉祥寺でした。雨の日にプリクラ撮ったり、「chelmico」を始める前のタイミングだったので、井の頭公園でこれからの活動について話したりもしてましたね。

鈴木： そう言われるとそうかもしれないです。あと最近だと、『うつつ』っていう曲のレコーディング終わりに、ベースを弾いてくれたAYAさん、ドラムを叩いてくれた光永さんの3人で吉祥寺で飲んだのも思い出に残ってます。

鈴木： お酒、大好きですね（笑）。だから、20歳を超えてからはハモニカ横丁で遊ぶことが多かったです。ひとつ裏路地に入ると活気がある感じがいいんですよね。

鈴木： さっき歩いていて印象的だったのは、平日の昼間なのに、ベンチに座っている会社員の方がチューハイを開けてたんです。そんな光景、代々木公園だったらあんまり見ないじゃないですか。吉祥寺のそういうところが好きです（笑）。親しみやすさがあるというか、自分に馴染む街なのかなと。

鈴木： 普段からよくしますし、多分、歩くのが好きなんだと思います。なんでもないときにふらっと散歩するときもあれば、制作に煮詰まったときに散歩することもあったりで。

鈴木： 1人で机に向かって制作するときは、自分の中に溜まってた色々なものをまとめる時間なんですけど、散歩したときに見たりしたものもヒントになったりします。ちなみに、『お酒を飲んだ夜』は初台の街を歩いたときの曲なんです。

鈴木： ほんとに最高でした。ポケットがたくさんついてる服、大好きなんですよ。

鈴木： いや、カバンはめっちゃ大きいのを背負ってます（笑）。でもライブとかだと、荷物を全部カバンに入れて行っても、会場の外に手ぶらで出たいときってあるんですよね。そうすると、ポケットがある服がやっぱり便利なんです。あと、近所を散歩するときは基本手ぶらなので。

鈴木： 歩きやすくて、動きやすい服を選びがちかもしれないです。前にスカートを試しに買ってみたんですけど、ほとんど履いてなくて。私の場合、ライブの衣装も普段着の延長線みたいな感じなので、カジュアルな服が好きですね。

それこそアウトドアの服はいっぱい持ってますよ。私のお兄ちゃんたちが登山好きで、そのお下がりをもらうことがあるので。それを普段から着ることも多いです。

鈴木： 高校生の時に写真をよく撮っていて、美大の写真学科に入りたかったぐらいです。でも、最近は旅行に行くときぐらいで、昔ほどは撮れてないですね。多分、今日撮った写真の最初の方は、被ってた帽子のつばがうつっちゃってると思います（笑）。

鈴木： 『うつつ』のMVもそうだし、少し前にブランドさんとコラボしてジュエリーをつくらせてもらったこともあって。いろんな方に助けてもらいながらではあるんですけど、「これつくりたい」「こういうのやってみたい」っていうものを形にすることは結構好きで、今後もなにかやってみたいなと思ってます。

鈴木： ソロのEPを出したいですね。やりたい音楽が色々あって、ちゃんとホーンを録ったジャズっぽいものだったり、ラヴァーズロックだったり。あと、最初に出したEPの『Deep green』はビートだけでやり切るみたいな方向性だったんですけど、改めてそれをもう1度やりたいなって思ってます。