FEATURE | TIE UP
フェスへの愛から生まれたレインウェアブランド、キウを知るための座談会。
UNRABEL ALL ABOUT KiU Vol.1

フェスへの愛から生まれたレインウェアブランド、キウを知るための座談会。

レインウェアを軽視していると辛い思いをする。これは多くの人が語る経験談です。レインウェアブランド〈キウ(KiU)〉の製品は、熱い想いと冷静な分析を重ねて生まれ、グラフィカルなデザインや高い機能性でフェスシーンを中心に人気を博しています。とはいえ、実のところその使用シーンは雨天から広がり、いまや全天候下で使えるものばかり。
「UNRAVEL ALL ABOUT KiU」は、このブランドの魅力をさまざまな角度から掘り下げる連載。Vol.1は、〈キウ〉のマーケティングマネージャー・吉井さんと、今シーズンからビジュアルのディレクションを担当するスタイリストの近藤さん、ファッションにアウトドア、フェスとさまざまなカルチャーを愛するモデル・七海さんによる座談会です。つくり手から〈キウ〉のオリジンを紹介してもらいつつ、外から見た〈キウ〉のデザインや機能性について伺います。

雨のフジロックでは安いカッパは通用せず。

吉井: 七海さんは、フェスで雨に打たれたご経験はありますか?

七海: あります。はじめて「フジロック」に行ったとき、雨がすごく降るって知らないまま、とりあえず安いカッパを持っていったんです。でも、全然雨を防げなくて、ただの布切れみたいになっちゃって(笑)。そこでレインウェア選びの大切さを痛感しました。

吉井: そうなんですよね。「フジロック」って毎年のように嵐級の雨が降るイメージがあります。

近藤: もはや、それをどう乗り越えるかがイベントの一部みたいな、ね(笑)。

七海: そうそう。降るとわかっているなら備えやすいけど、降ったり止んだりの繰り返しが厄介なんですよね。

吉井: ほんとにそうで、しかも逃げ場があまりないから、常に対策しておかないとダメなんです。〈キウ〉では、ポンチョを収納袋に入れて、持ち運びしやすいように工夫しています。

ー フェスで問題なく使えるのか、という視点が強いですね。

吉井: 春夏のアイテムは2月くらいに発売するんですけど、本当は1年前から企画を進めたいんです。でも、「フジロック」を経験しないと最終的な機能チェックができなくて。

七海: なるほど。実際に使って検証するんですね。

吉井: そうなんです。だから「フジロック」をはじめ、フェスで使ってふるいにかけるんです。それで実際に、あったらいいなという機能を足して、かゆいところに手が届くよう企画しています。

INFORMATION