二人が気になるアイテム。


ー ここまでのお話を踏まえて、このラインナップのなかで2人はどのアイテムが気になりますか?
七海: このポンチョがいいですね。デザインがめちゃかわいい!


吉井: 七海さんが着ているのは耐水圧20,000mmH2Oのポンチョです。風によるバタつきが軽減できるように袖を設計しているので、腕を上にあげやすいんです。
七海: フェスで踊るのは大好きで、袖にテープもついているので雨でも水の浸入を気にせずに踊れそう。

近藤: ぼくは子供の登園用に自転車用のレインウェアが必要なので、この自転車用ポンチョが気になります。
吉井: それは、フードがついていて、顔の動きに合わせてフードが追随する構造です。視界が邪魔されず、便利なんです。あと、リフレクターを表地に搭載していて、光を当てると反射するので夜道でも安全です。

近藤: 本当だ、左右に振り向いても死角ができないです。たしか、傘をさして自転車を運転するのは罰金になるんですよね。
吉井: そうです、厳しくなりました。自転車に乗る時のポンチョは、しっかりしたものでないと危険なんです。バタつきがあったり、巻き込まれたり、丈が長すぎて車輪に引っかかることも。強風で視界が遮られることもあります。その辺りは〈キウ〉ではテストを繰り返していますが、安全性をより重視してテストを重ねてブラッシュアップしていきたいです。実はぼくも子供の送り迎えをするようになり、雨の日の自転車移動の大変さを実感しました。そういった実体験をアイテムにも反映していきたいですね。
ー 最後に〈キウ〉の今後の展望について教えてください。

吉井: 雨の日のフェスがルーツにあるものの、今後はレインウェアだけでなく、さまざまな気候に対応できるアウトドアアクティビティブランドとして展開していきたいです。来年以降はアパレルにも注力し、もっと多様なフィールドで活躍できるアイテムをつくりたいと思っています。
ー お話を伺ってきて、製品に対して責任感のあるブランドだというイメージが強くなりました。
吉井: ありがとうございます。興味はあるけど踏み出せない人々に向けて、手が届きやすい価格帯でチャレンジできるアイテムを引き続き提供したいなと。これからもフェスやアウトドアカルチャーをはじめ、どんな天気でも、どんなシーンでも、どんなカルチャーでも、自分らしく楽しめるアイテムを提案していきます。
ー 今回の取材を通して、お二人は〈キウ〉をどんなブランドだと受け止めましたか?

七海: 〈キウ〉はホスピタリティに溢れたブランドで、実際に試行錯誤して改善されているということが印象深かったです。シーンを問わず、もっと色々なアイテムを使ってみたくなりました。
近藤: トライアンドエラーを繰り返しながら改善できているブランドだと感じました。ポンチョや傘、長靴などは蔑ろにしてしまいがちなアイテムだけど、〈キウ〉の製品をきっかけに、ライフスタイルが充実していくような感じがしました。その点はアウトドアギアに近いものを感じますね。