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「せとだレモンマラソン」を通じて見えた、これからのマラソンの在り方。
Setoda Lemon Marathon Supported by Goldwin.

「せとだレモンマラソン」を通じて見えた、これからのマラソンの在り方。

「ゴールドウイン(Goldwin)」がメインスポンサーを務める「せとだレモンマラソン」。その第3回大会が2025年2月23日に開催されました。“ソーシャルインパクトのある環境負荷の低い運営”を模索する大会の理念と、「ゴールドウイン」の目指す“持続可能な社会”への思いが共鳴し、両者のパートナーシップによって開催に至ったこの大会。離島を舞台にしたマラソンとそこでの滞在を通じて、参加者たちは何を思い、どんなことを感じたのか。ハーフマラソンの部に参加した福内櫻子さん、ディーン・アイザワさん、ロドリー明美さんの3人を、現地で密着取材しました。

前半パートは、アップダウンのある島内を一周。

午前11時、ハーフマラソンの部がスタート。ランナーたちが一斉に駆け出していきます。

この大会は瀬戸内海のシーサイドが舞台のレース。ハーフマラソンの部のコースは、生口島北部の「しおまち商店街」をスタートし、高根大橋から高根島に渡って島内をぐるっと一周、生口島に戻ったら海沿いを往復9キロほど走り、瀬戸田港前がゴール。制限時間は3時間30分です。

沿道では多くの地元の人たちがランナーを応援。大会運営を支えるボランティアスタッフも、地元の人たちを中心に結成されているそう。この大会が地域に根付き、住民から愛されていることがわかります。

スタート直後からハイペースで走る櫻子さん。レース前は「翌週にフルマラソンを控えているので、気負わず楽しく走りたい」と語っていましたが、いざスタートすると元陸上競技者としての血が騒ぐのか、表情は真剣そのもの。

「しおまち商店街」を抜けたランナーたちは、海沿いを走り、生口島と高根島を結ぶ高根大橋へ。

高根大橋に向かって坂を駆け上がる櫻子さん。傾斜がキツく、足と心肺が追い込まれます。前半パートはアップダウンが多く、後半パートは比較的フラット。前半であまり足を使いすぎず、後半に体力を温存しておくことが攻略のカギです。

軽快に進むディーンさん。身体を動かすのが好きで、日頃からさまざまなアクティビティに親しんでいますが、「マラソン大会に出るのは今回がはじめて」とのこと。

「景色や応援を楽しみながら走って、制限時間内に完走したいです!」と言う明美さんも、ここまでは余裕のレース運びです。

高根大橋では、タイムロスを気にせずに写真を撮るランナーの姿も。一般的なマラソン大会ではあまり見かけない光景です。

給水ポイントの風景もこの大会ならでは。「せとだレモンマラソン」は、「ゴールドウイン」および〈ザ・ノース・フェイス〉がメインスポンサーを務める「湘南国際マラソン」と同様、給水ポイントに使い捨てカップが用意されていません。この狙いは、マラソン大会の課題であるゴミを削減すること。

実際、「湘南国際マラソン」では「マイボトル・マイカップ」の取り組みによってゴミを大幅に減らすことに成功し、2024年大会のゴミの排出量は使い捨てカップを使用していた2019年大会と比べて、76%削減されています。

INFORMATION

せとだレモンマラソン

Instagram:@setoda_lemon_marathon
https://lemon-marathon.jp/

ゴールドウイン

https://about.goldwin.co.jp/