「せとだレモンマラソン」を通じて見えた、これからのマラソンの在り方。

宿泊を伴う遠方でのマラソン大会に参加するなら、その土地の食や滞在も楽しみたいもの。レース前後に訪れたい瀬戸田のおすすめスポットを紹介します！

静かなシーサイドに建つ複合施設。宿泊だけでなく、障害者の就労支援や地域交流の場として社会的役割も担っています。客室は個室タイプとドミトリータイプがあり、用途や予算に応じて選べるのも嬉しいポイント。食事の提供はなく、共用のキッチンで簡単な調理が可能。徒歩圏内に建ち並ぶ飲食店で地元のグルメに舌鼓を打つのもオススメです。穏やかな瀬戸内海を眺めながらのんびりするも良し、ワーケーションで長期滞在するも良し。思い思いのスタイルで過ごせます。建物の設計は日本を代表する建築家の伊東豊雄氏。建築好きの来訪も多いとか。

瀬戸田港の目の前に位置し、地元の食材にこだわった料理を提供するオールデイダイニング。朝食とランチタイムは栄養満点の定食を、ディナータイムには香り豊かな薪焼き料理を楽しめます。3人がランチで食べたのは、瀬戸田レモンとうつみ潮風豚を使用した「檸檬焼売定食」。レモン風味の焼売が絶品！ 通常営業に加え、日本各地のシェフや環境の再生を目指す生産者たちを瀬戸田へ招き、地域食材の新たな一面を見出す「食と農」にまつわるイベントやポップアップの開催も。

生口島は、サイクリストの聖地と呼ばれる「しまなみ海道」の中心に位置する離島です。そこで自転車に乗らないのはもったいない。シーサイドの美しい景色を堪能しながら向かった先は、生口島と大三島を結ぶ多々羅大橋のたもとに広がるレモン農園で「レモン谷」。瀬戸田の中心部からは片道約6キロ。サイクリングを気軽に楽しむのにちょうどいい距離です。旅にランニングやサイクリングといったアクティビティを取り入れることで、その土地の文化、気候、風土を五感で味わうことができ、旅先での体験がより色濃く記憶に残ります。

“土壌の再生と気候変動問題の解決への寄与”をミッションに掲げ、環境負荷を減らしながら美味しいコーヒーを提供することを理念としたアメリカ発の「Overview Coffee」。日本には瀬戸田、千葉・一宮、東京・日本橋といった3つの拠点があり、ここ瀬戸田店は焙煎所兼カフェとして運営されています。店内ではコーヒーだけでなく、器具や雑貨などの物販も展開。築140年の塩蔵をリノベーションした建物も、古いものを大切にして次世代へ繋ぐというブランドの理念を体現しています。