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新ラインはGU × UNDERCOVER で“UG”なんだから、 文脈とかセオリーとか気にせず、自由に着ればイイんじゃない?
SILENT/NOISE

新ラインはGU × UNDERCOVER で“UG”なんだから、 文脈とかセオリーとか気にせず、自由に着ればイイんじゃない?

これまで4度に渡ってコラボレーションしてきた〈ジーユー(GU)〉と〈アンダーカバー(UNDERCOVER)〉の蜜月関係にもこの春から新たな変化が。誕生したのは、高橋氏および〈アンダーカバー〉チームが商品のデザインからフィッティング、キービジュアルの制作などの全工程に携わる新ライン「ユージー(UG)」。

“日常の中の心地よいノイズ”を意味する「サイレント/ノイズ(SILENT/NOISE)」をコンセプトに、日々の着こなしにささやかな違和感やサプライズをもたらすような、遊びの効いたデザインや自由なスタイリングを提案していく。というこちらの1stコレクションを、Z世代のクリエイターならどう着こなすのか。 気になりません? 気になりますよね。というワケで、お笑い芸人・四千頭身の都築拓紀さんと、シンガーソングライターのとたさん、実際着てみた感想はいかがですか?

No.02 とた(シンガーソングライター)

PROFILE

2000年代生まれのベッドルームアーティスト。2021年2月からSNSを中心に楽曲の投稿を開始し、代表曲『紡ぐ』はストリーミング再生数1億回、TikTokでは7億回再生を記録し、Billboard Japan Heatseekers Songsをはじめ複数のチャートで1位を獲得。10代女性シンガーソングライターとして初の抜擢となった「THE FIRST TAKE」への出演でも話題に。
Instagram:@tota_3470

「“新しい自分に出会える”のが〈ジーユー〉。なので、カモフラ柄に挑戦してみました」

―ネット上で音楽の投稿をし、そこからほんの数年で「紡ぐ」のストリーミング再生数1億回突破、フェス出演、ワンマン実施などなど、目まぐるしいスピードでスターへの階段を駆け上がるとたさん。ここ数年で、自身にも周囲にも変化があったのでは?

とた: これまでよりも、音楽に関して専門的な話を出来る仲間のような人たちが増えてきました。またクリエイターの方とより繋がりやすくなったこともあって、映像など別ジャンルで創作をやってらっしゃる方とも仲良くなりたいっていう興味の幅が広がってきているのは、自分の中でもすごく嬉しい変化。自分の周りにいる人たちがそうやって変わってきていることも、すごく楽しいなって感じています。

―そうやって集ってくる仲間たちも、皆さん同世代ですか?

とた: 自然と集まるのは同世代が多いように感じますが、「イイな」と思った方に自分からコミュニケーションを取りに行ったりもしているので、自分より年上も多いかもしれません。それにジャンルもバラバラです。自分と全く違うジャンルだからこそ興味も膨らむし、「自分もこうなりたい」とインスピレーションを受けることもあります。

―となると、ゴリゴリのラッパーもいたりして。

とた: ゴリゴリと言っていいかは分かりませんが(笑)、繋がっている方の中にはラッパーもいます。

―ファッション関係の方との繋がりも多そうです。

とた: 実際にお会いしたり繋がっているわけではありませんが、「素敵だな」とSNSをチェックしている方は沢山います。皆さんファッションだけでなく聴いている音楽まで一貫して筋が通っていたりするため、そこを知るのもすごく興味深いです。

―たしかに、音楽が自身のクリエイティブのベースになっているというファッション関係者は多いかも。それこそ〈アンダーカバー〉のジョニオさん然り。

とた: コレクションで使われている音楽も世界各地のニッチなアーティストが起用されていて面白いですよね。

―音楽と結びついた〈アンダーカバー〉。では〈ジーユー〉にはどんなイメージがありますか?

とた: 気になるけれど手が出しづらいトレンドのアイテムってあるじゃないですか。自分に似合うか分からないような。そういう時にいつもお世話になっています。中高生も制服を脱いだら何を着たらいいか分からないって子がいると思うんです。そんな時にも、気軽に流行の最先端に触れることが出来るファッションの入り口であり、“新しい自分に出会える”ブランド。それが私の中での〈ジーユー〉です。

―インラインのみならずコラボレーションも魅力で、特に〈ジーユー〉×〈アンダーカバー〉は反響もかなり大きかったです。

とた: ですよね。特にカーディガンが良かったのを覚えています。パッと見普通だけれど、フロントがボタンとファスナーのダブル仕様だったりして、実は…というアレンジも秀逸でした。

―ご自身の創作活動とも共通点ってあったりしますか?

とた: 私も曲づくりの際に日常に潜むユーモア=違和感を大事にしているので、近しいアプローチだなと感じました。歌詞を組み合わせる際にもその辺は意識していて、多面性というか「こういう見方をしたら、違った捉え方も出来る」という視点を持つことで、セオリー通りではない面白さも生まれるので。

―それで言いますと“テック&ストリート”な今回のスタイリングは、とたさんの音楽性とはまた違った印象を受けました。

とた: 今回はちょっとチャレンジだなっていう気持ちでカモフラ柄を取り入れてみたんですが、意外に似合うと分かったのも嬉しかったです。「合わせるのが難しそう」というイメージがあったんですが、そこにファング(牙)が加わることでひとつ面白みが増すといいますか。

―意外なセレクトでしたが、すごく似合っていますよ。

とた: ファッションに限らず、有機的×無機質な組み合わせが好きなんです。たとえば高速道路。材質は無機質なコンクリートですが、下から見上げるとパイプが並走し、生き物のような曲線を描いていたりしますよね。そういった意外性にすごく惹かれます。

―なるほど。無機質なテック系の素材と自然環境に由来するカモフラ柄の組み合わせは、まさにそうかもしれません。

とた: あとはアウターの色味に対して明るい挿し色を入れたかったので、インナーには自由の女神が描かれたTシャツを。ショーツとしても使えるボトムスは、海に行って「ちょっと水に入ろう!」という場面で活躍してくれそう。

―他のアイテムもぜひ手に取ってみてください。その「オーバーサイズジャケット」は、カットオフした袖口やジップ付きの胸ポケット、背面のインサイドアウトデザインなどひねりの効いた1着となっています。

とた: たしかにデザインは効いていますが、それ以上に着回しもしやすそう。あ、同素材のパンツとセットアップで着ても良さそう。こちらのゆったりシルエットのブロードシャツは、フロントのロゴデザインが可愛いです。スエットっぽいTシャツも袖のディテールが凝っていて面白いですね。

―ところで、とたさんは勝負服って持っていたりしますか?

とた: 強いて挙げるなら“その日の気分にフィットする格好”ですかね。自分のテンションや気分に沿わない服を着ると、その日ずっとチグハグなまま過ごすことになるじゃないですか。それがイヤなんです。…あ、このバッグもイイですね。

―こちらのショルダーバッグは、手持ちハンドルと取り外し可能なショルダーベルトが付いた2WAY仕様となっています。

とた: 素材もしっかりていますし、ジップポケットもあって使い勝手も良さそう。サイズも丁度イイですよね。これにサンドイッチを入れてピクニックに行きたい!

―春夏は小物も充実しています。今も履いているハイソックスは、少したるませてショーツに合わせるのも可愛くておすすめ。

とた: 今穿いているボトムス然り、手に取りやすく何通りもの使い方が可能というのもポイント。着回すことが出来るので、旅行に持っていく際もスーツケースの中身が少なく済みますし、何よりお財布に優しい(笑)。本当にどれも有能すぎます。

―気軽に挑戦出来て、かつ服好きが引っかかるポイントも押さえているアイテムがこの値段で買えるっていうのがありがたいですよね。実際、今回とたさんが着用したスタイリングでライヴに参戦するファンもいそう。

とた: たしかにいるかも。私の音楽を好きで聴いてくれているファンの皆さんが、自分と同じセンスで、同じアイテムを良いと思って選んでいるって、すごく嬉しいことだなって思います。

―今後、「こんなアイテムが発売されたら嬉しい」というものがあれば、教えてください。

とた: 普段なら自分が手に取らなさそうな色使いのアイテムとか。たとえばヴィヴィッドなピンクやパープル。派手だったり、一歩間違えると大人っぽくなりすぎちゃったりと難しい色だとは思いますが、最近妙に視界に入ってくるので気になっています。

―どちらもいつもの格好に一点取り入れるだけで、心地よいノイズになってくれるかと。

とた: あと、ニット素材のアイテムもあったら嬉しいです。網目の粗いローゲージのカーディガンとか。もし秋冬コレクションのラインナップに入っていたら、私の意見が通ったんだなって(笑)。

INFORMATION

ジーユー

電話:0120-856-452
特設サイト