ウールマーク認証とは。

60年以上の歴史を誇り、世界でもっとも知られているウール製品の品質を認証するウールマーク。新毛の混率と厳格な品質基準を満たしたウール(混)製品にのみ使用が許可されています。ウールマークを管理しているのは、世界中の支社でオーストラリア産メリノウールの啓発活動や研究開発などを行いながら世界各国のファッション業界のパートナーと共に、天然でサステナブル、再生可能で土に還るウールの特徴を牧羊業者を代表して発信している非営利組織「ザ・ウールマーク・カンパニー」です。 〈ミズノ〉の「365オールインワンメリノウール」シリーズは、「メリノパフォーム」と「トータルイージーケア」の2つの認証を世界で初めて同時に取得しているアイテム。この認証を取得するためには、着心地を左右する繊維の細さの検査が必要なんですって。2つの認証を取得したこの商品は、細いウールの繊維を使用しているのにも関わらず洗濯・乾燥できるのが特徴です。

イナセ工務店
(左) 瀬川幹太(イナセ工務店 スタッフ)クルーネック 長袖 L
グレー
(中左) 本澤佑次(イナセ工務店 代表)Vネック 半袖 XL
グレー
(中) 谷口祐貴(イナセ工務店 スタッフ)クルーネック 半袖 XL
グレー
(中右) 齊藤能斗也(イナセ工務店 スタッフ)クルーネック 長袖L
ブラック
(右) 曽根田優太(イナセ工務店 スタッフ)Vネック 半袖XL
ブラック
PROFILE
2018年に本澤さんが事業をスタートし、2019年に「イナセ工務店」として法人化。美容室や飲食店やアパレルショップなどの店舗を手がける。一例として、池尻大橋の「アンダーザサン(UNDER THE SUN)」や千駄ヶ谷の「グッドシング(GOODTHING)」などの美容室、アパレルブランド〈プア(PWA)〉の旗艦店「ムーヴス(moves)」などを施工した。


―現在バーバーを施工しているそうですね。そもそも、工務店ってどういうお仕事なんですか?
本澤: ぼくたちの仕事内容は、デザインと施工管理がメイン。ほかの工務店は自社で大工さんを抱えていることが多いけど、うちには所属していないんです。でも、1mm単位にこだわって現場で手作業している、スポットを浴びない職人さんこそかっこいい。それを広めたいという思いがあるから、あえて工務店と名乗っています。細かい作業は自分たちの手を動かしているけど、全体をディレクションするのが仕事です。
―どんなお客さんが多いですか?
本澤: 基本的に個人店で、初めて出店するひとがほとんど。物件の内見や設備のチェックから一緒に動きます。そして、お店のコンセプトやデザインを決めて工事がスタート。お客さんの夢を形にするのはワクワクしますし、お手伝いできるのは光栄です。
―ちなみに、このバーバーのコンセプトは、どんな要望があったんですか?
本澤: 禁酒法が発令された1920年代のアメリカでは、バーバーの奥の個室でこっそりお酒を提供していたそうで、その当時の雰囲気を希望されました。ぼくはそれを知らなかったので、現代のニューヨークで名残りが残っているバーバーはどれくらいあるのか、同じようなコンセプトのお店がどれくらいあるのか、背景を念入りに調べました。


―仕事を通じて新しい知識が身に付くのはおもしろそうですね。
本澤: ジャンルに関係なく興味があることが多いので、結構調べます。いろんなことを知るきっかけになって楽しいです。
―デザインをする際、どんなことを大事にしていますか?
本澤: 表面的ではなく、本質的な部分で組み立てることを意識しています。説明を聞いてよさを理解するより、見ただけでよさを感じられるようなゾーニング(配置)や素材を用いるようにしていて。完成してからもメンテナンスを請け負うし、店づくりのフェーズをすべて理解してアプローチできるのが、ぼくたちの強みだと思っています。
―現場は、夏は暑くて冬は寒いでしょうね。
本澤: この現場は地下だからまだマシですけど、路面店で窓が完成していないときは、外で作業しているのと変わりません。