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村松諒
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鈴木悠介
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常重直也
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竹田崇真
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安田天音

祝400回!
担当している連載「憧れの逸品」がいよいよ掲載400回! 気づくと7年以上、各ブランドのショールームに足を運び、ものを選んで、毎週読者にお届けしてきました。継続は力なり! 今後も皆さまの琴線に触れる品々を紹介しますので、どうぞご贔屓に。





HERMÈS
エルメスの香水

ファッションのいろいろ。
改めてファッションの意味を考えると、そのひとつは装うこと。服を着て、靴を履き、鞄を持つ。よくいわれることですが、それは自己表現であり、自分がどういうひとなのか、相手に示す行為。ぼくにとっては日々の楽しみのひとつでもあります。見た目も重要ですが、いまの時代、好きな香りをまとうこともファッションといえます。よい香りがすれば、周りのひとも好印象を抱くはずです。そこで香水を選ぶなら、〈エルメス〉の新作「テール ドゥ エルメス オード パルファム アンタンス」がいいなと思っています。そのニュアンスを言葉で伝えるのが難しいのですが、最初は爽やかで徐々に落ち着きのある香りへと変わっていくところに、心地よさを感じました。手元の資料を読むと、前半に感じるのがフレッシュなベルガモットで、後半のキーになるのはバーニングウッドやコーヒー豆のアロマなどのようです。香りだけでなく、ボトルのつくりもポイント。手に持つと底に “H” の形が現れます。そんなうれしい驚きを与えてくれるところが香水づくりに秀でた〈エルメス〉ならでは。これはギフトにもいいですね。
¥20,460(100ml)
エルメスジャポン
03-3569-3300
www.hermes.com

White Mountaineering
ホワイトマウンテニアリングのシャツ

魔法の一着。
春本番の今日この頃、抱える悩みといえば服選びです。朝晩は肌寒くて、昼間は暖かいからチョイスが難しい。毎年この時期になると同じことを考える気がするけどしょうがないのかな。限りあるクローゼットのスペースに春モノ専用のコーナーを常設するわけにはいかないし。で、閃いたのが、脱いだり着たりしやすいシャツの多用。持っている服のなかでも手薄なカテゴリなので、いろいろ探してみたら、ぼくのセンサーが反応しました。〈ホワイトマウンテニアリング〉のスモールコレクション「リポーズウェア」の一枚です。そもそも「リポーズウェア」のリポーズは休息の意味で、端的にいうとリラックスウェアのこと。このブランドがつくるのは、くつろげる服でありながら、外で着てもさまになる優れものです。このシャツは、吸水速乾、接触冷感、UVカット、ストレッチ、ウォッシャブルの機能を備える素材を使用。これ以上の望みは無いってくらいの多機能ファブリックです。そして、モダンな姿だからオンオフ問わず活躍するはず。ぼくの一押しの色は写真のネイビーだけど、他にブラック、アイボリー、ベージュがあります。
¥26,400
ホワイトマウンテニアリング
03-6416-5381
whitemountaineering.com

Paraboot
パラブーツの靴

原点回帰。
振り返ると15年前、ぼくの足元は革靴でした。それに合わせていたのが〈ブラックフリース〉や〈インディビジュアライズドシャツ〉のボタンダウンシャツと、〈リーバイス® ビンテージ
クロージング〉の1947年モデルのリジッドジーンズ。当時のアメトラブームがきっかけで、革靴という選択肢ができました。で、いまの足元はというと、完全にスニーカーに変わってしまいましたが、時々かつてのことを思い出して革靴を選びたくなります。ただ、正直なところスニーカーに慣れた足に、突然革靴を持ってくると足がびっくりするので、レザーソールのガチなものより、滑り出しはスニーカーライクなものがいい(笑)。そこで〈パラブーツ〉の出番というわけです。このワークシューズのような姿の「ティエール」は、スニーカーやコンフォートシューズに近い履き心地なのだとか。ワントーンでまとめられたニュートラルカラー「VEL
MUSCADE」も素敵だと思いませんか。原点回帰じゃないけど、そろそろ革靴に戻ろうかな。
¥61,600
パラブーツ 青山店
03-5766-6688
paraboot.shop

aniary
アニアリのショルダーバッグ

懸案を解決。
ぼくの必需品のひとつといえば、某アウトドアブランドのサコッシュです。これが便利すぎて、何年も使っているから、もう体の一部みたいになっているのですが、難点はあります。それはきれい目な服になじまないこと。例えば、ラペル付きのジャケットとか、トレンチコートとか、シャツとか。スタイルに応じた組み合わせの判断は必要です。そこで注目したのが、〈アニアリ〉のショルダーバッグ。この春お目見えした「COLORS」シリーズのもので、なんとこちら、ストラップの色が変えられます。写真のバッグに付けたのはブラックで、その横に置いたのはグレーとブルー。他にもいろいろあるので、気になる方は〈アニアリ〉のウェブサイトでチェックを。そして、バッグ本体も使いやすい大きさ。やや光沢感のあるナイロン素材を使っているから、懸案のきれい目な格好にもよくなじみます。ストラップを何色か揃えて、ファッションに合わせて変えるのもおもしろいですね。こちらの記事で「COLORS」のバッグを詳しく紹介しているので、ご覧ください。
ショルダーバッグ ¥17,600、ストラップ 各¥4,400
アニアリ
03-5793-3224
www.aniary.com

祝・入学。
スマホの壁紙は甥っ子の2歳のころの写真。たまに自分の子どもかと聞かれますが甥っ子です。以前は姉夫婦と偶然にも徒歩3分の場所に住んでいたのでよく会っていましたが、一昨年にそれぞれ引っ越したのでそれ以降は年に数回会うペースに。そんな目に入れても痛くない甥っ子が、4月についに小学校へ入学。おめでとうさん。





Diaspora Skateboards
ディアスポラ スケートボーズのパンツ

太らないようMサイズで。
365日中300日以上は(おそらく)スラックス。こだわりは特にないので、ベーシックな色のものを中心にたまに買い足しています。ただ、基本的に洗濯はクリーニングに出さないといけなかったり、スチーマー
or
アイロンでこまめにシワ対策をする必要があったりしと、ちょっとめんどくさいこともあるなとここ2~3年でようやく気づいたところ。かといってデニムはほぼ手放して買い直す気分でもないしと思っていたところ、〈ディアスポラ
スケートボーズ〉にいいパンツがありました。トラックパンツとスラックスのいいとこ取りなイージートラウザーで、ドライタッチのウールライクなストレッチポリエステルは、暑い季節も快適&ノーストレス。膝のダーツや股下のガゼットクロッチに、スケーターらしさが投影されています。個人的にはウエストがゴムなのに、ちゃんとベルトループが付いているのが1番の推しポイント。ラテと命名されたカラーを展示会でオーダーしたのですが、快適すぎてブラックもGETしようか考え中です。
¥18,700
ディアスポラ スケートボーズ
Instagram:@diaspora_skateboards
diasporaskateboards-shop.com

asics skateboarding
アシックス スケートボーディングのスニーカー

いまはこれだけでいい。
“おしゃれは足元から”は、ファッションメディアで長年にわたる常套句。歳を重ねるとより実感をするというか、足元=靴がボロボロで汚れていたりすると、ちょっとよろしくないかなと思う機会が増えた気がします。ただ、個人的に例外だと思うのがスケートシューズ。自分はスケーターじゃないのにアレですが、スケーターの方のボロボロになったスニーカーは、清潔感がどうこうとかとは異なるベクトルのかっこよさ。かと思えば、スラックスのハズし的な感じできれいに合わせるのも、すごくいいなと思わされます。こちらの『JAPAN
PRO』はそれの後者で、某写真家の方が打ち合わせのときに履いていらっしゃって真似して購入したもの。スケートシューズはハードな動きにも対応すべく、高いクッション性や耐久性の高さもポイントで、履くとそれをとても実感します。ブラックベースでシンプルだからどんな服に合うのも便利で、いまはこれ以外履く気分にならないくらい。同じものをあと3足くらいストックしておきたいです。
¥14,300
アシックスジャパン株式会社 カスタマーサポート部
お問い合わせフォーム

Barbara Mason Jr®️
バーバラ メイソン ジュニア®️のベルト

365日欠かさずつけるから。
服に対して気にすることといえば、清潔感があればいいなくらい。それ以外でパッと思い浮かぶのは、できる限りお世話になっているひとのものを身につけたいことと、必ずベルトをするということ。ベルトに関してはつけないと違和感しかなく、靴ひもを代用するのも心許なくNGだし、ジャージーなどのベルトループがないパンツを穿くこともありません。そんな数少ない2つの条件を1度に満たしてくれるのが、SORAさんが手がける〈バーバラ メイソン ジュニア®️〉のベルト。グリーン×ライトピンク×イエローのカラーが最高で、職人さんが1本1本手作業で製作。素材は牛革&クロームです。メンズとレディースの2サイズで展開され、全長や穴までのサイズはある程度調整可能なので、購入時に相談してみるのもいいかも。こちらのカラーはソールドアウトになっていますが、別のカラーが今後リリース予定とのことなので、気になる方はこまめにSNSをチェックしてみてください。SORAさん、吉田さん誘っていつ「麗郷」いきましょうか?
¥25,000
バーバラ メイソン ジュニア®️
Instagram:@barbaramasonjr
thebelievablemediais.stores.jp

SOMETHING ABOUT
サムシング アバウトのキャップ

週の半分は被ってます。
歳上の音楽が好きな方々との会話の中やインタビュー記事などで、これまで何度も耳&目にしてきた“松永コーナー”。DJ音楽家のCOMPUMAさんがバイヤー時代に、渋谷のタワーレコード5Fで1995年から展開していたコーナーです。自分は当時をリアルに経験できていなく、数々の作品や『クイック・ジャパン』のVo.10に掲載されたADS(アステロイド・デザート・ソングス。スマーフ男組)の記事なども後追い。初めて手にした作品は「ロスアプソン」で購入した、サウンドスケープなMIX
CDシリーズ『SOMETHING IN THE AIR』でした。そしてこちらのキャップは、COMPUMAさんのレーベルである“SOMETHING
ABOUT”のクラシック・ロゴを配したもの。4月にレコードでリリースされた『horizons』(2024年9月にCDで)の発売記念ポップアップが「ビームス
レコーズ」であり、中古レコード数枚と合わせて購入。3月の『LIVING ROOM™』でCOMPUMAさんが5時すぎにかけたDubeeの『My Thang』、ただただ最高でした。
¥4,950
ビームス レコーズ
Instagram:@beams_records_official
03-3746-9789
サムシング アバウト
somethingabout.stores.jp

巻き肩。
薄着の季節になると気になり始める、巻き肩。姿勢という見た目の悪さだけではなく、肩凝りや頭痛の原因だったりもするので、今年こそはなんとかしたい。おすすめのストレッチ、整体? 整骨? いったいなにがいいの? 知ってたら教えてください。このままいくと両肩ひっついちゃいます。





TEPPEI FURUYAMA
テッペイフルヤマのスエット

生命力。
ブランドのコンセプトは“印象操作”。詳しい説明はあえて省きますが、バットマンの中身があの有名人になっているという、なんとも印象的なグラフィックが施されたこちらのダメージスエットは、2023年に誕生したブランド〈テッペイフルヤマ〉の1着です。デザイナー本人による手刷り手加工で世に送り出されるアイテムは、ひとつとして同じダメージはなく、ブリーチ加工による色の濃淡もそれぞれ異なる。1着ごとに強烈な個性を放つ〈テッペイフルヤマ〉のアイテムは、まるで生き物のようなのです。それはある意味、デザイナーの血肉がそのまま投影されている、と言ってもいいのかもしれません。これを飼い慣らすのは相当骨が折れそうですが、きっと着ていくごとにまた新たなダメージや色落ちが生まれ、成長や変化を楽しみながら付き合っていける服であることは間違いないでしょう。
¥35,200
テッペイフルヤマ
Instagram:@teppei_furuyama

VEIN
ヴェインのレザーシューズ

毎日履きたい。
スタイリッシュで近未来的。〈ヴェイン〉が興味深いシューズをリリースしました。スリッポンのようだけどレースアップで、レザーシューズなんだけど軍もののトレーニングシューズっぽさもあって、ソールはオリジナルのモールド・ソールで…。いろんなものが混ざり合ったような、いい意味で違和感だらけな1足です。その違和感がゆえに、上から見たとき、正面から見たとき、横から見たとき、そのすべてで異なる印象を受けます。ドレッシーな日も、カジュアルな日も、モードな日も。きっとどんなスタイルに合わせても、スタイリングに心地よいアクセントを加えてくれるはずです。なによりボテっとした丸いソールがとってもキュート。ソールが履き口よりも大きくはみ出ているので、ワイドパンツやフレアパンツを履いたときに裾を踏んでしまうなんてこともありません。
¥52,800
ヴェイン
Instagram:@vein.ig

Hoodmart
フッドマートのパーカ

高校入学!
以前にもこちらで紹介した、〈フッドマート〉のオリジナルキャラクターのmacoちゃん。よーく見ると、あどけない表情だった彼女が、すっかり大人っぽくなっているではありませんか。そうなんです。新たにリリースされたアイテムに描かれているのは、16歳になり、高校に入学した彼女。その名も“おめかしmacoちゃん”なのです。親戚の子どもが知らぬ間に大きくなっていた、なんてよく聞く話ですが、まさにそんな感覚。macoちゃんをデビュー時からファンとして見守っている身からすると、高校入学はまさに感涙。さらに、キャラデザに引っ張られがちですが、制作時のこだわりもすごいんです。何回着てもmacoちゃんの色や風合いが変わらないように特別な「オンデマンド転写」という技法が使われていて、スエットは着込むごとに古着のような質感になっていくけれど、macoちゃんの見え方は変わらない。そんな二次元と三次元のコントラストを楽しめる1着なんです。
¥13,200
フッドマート
Instagram:@_hoodmart_

Lamrof
ラムロフのスカート

穿いたもん勝ち。
パリの某ショールームで見たメンズのスカートルックが忘れられず、帰国後も機会があれば探すようにしていました。そうしてたどり着いたのがこちら。〈ラムロフ〉の1着です。ご想像の通り、難しいんですよね…。メンズのスカートって。長すぎてもダメだし、もちろん短すぎるのはもっとダメ。コスプレみたいになってしまうから。ちょうどいい丈感はきっと膝丈。そして素材はあまりテロテロとしてるものではなく、フォーマルさを感じるしっかりめの生地が吉。そんなぼくのなかの諸条件をクリアしたのが、この〈ラムロフ〉のスカートというわけです。落ち着いたネイビーとグリーンのチェック柄ってのもベスト。深めに入ったタックのおかげでちょうどよく広がり、動きも生む。パンツとのレイヤードのことを見据えてつくられてるんだろうな、と感心するばかりです。変な先入観は捨てて、穿いたもん勝ちでしょ。
¥35,200
ラムロフ
www.lamrof.jp

自分を棚に上げない。
国立で町田ゼルビアvs浦和レッズを観戦した後、約1年ぶりくらいにフットサルをしました。プロの試合を見ていて文句は言うのに、いざ自分がやってみると全く走れない、パスはずれる、止まれなくて滑る、のひどい有様。やっぱりアマチュア如きがえらそうにあーだこーだ言うもんじゃない。黙って謙虚に応援しようと心に誓いました。





YOKO SAKAMOTO
ヨーコ サカモトのジャケット

生活に根付く服。
いつもお世話になっている東上野の「インパート」に立ち寄ったとき、ふと一着のジャンプスーツに目が止まりました。黒のシャンブレーで仕立てられたその服は、端正なのに生活に寄り添う味わい深さもあって、いままで一度もジャンプスーツは手に取ったことのない自分でも「これなら着られる」と思えました。そうして出合った〈ヨーコ
サカモト〉というブランド。気になってウェブサイトを訪れると、ほかにも食指がそそられるアイテムばかり。その中からピックアップしたのが、カバーオールとシャツをミックスしたようなこちらのジャケットです。ガーメントダイによる落ち着いた黄色は、まるで長年着ていたかのような色のムラ感があり、袖を通してみると肌馴染みのよさに驚きます。さらに、生地は経糸に番手の違う2種類のコットン、緯糸にラミーとリネンを使い、風合いのある表情に。どこをとっても手触り感のある丁寧なものづくりに惚れ惚れしました。
¥44,000
ヨーコ サカモト
yokosakamoto.jp

Seventh
セブンスのパーカ

UKストリートの空気。
いまのファッションはジャンルが細分化されていて、大きなトレンドが生まれないという意見もありますが、個人的に台風の目として注目しているのがUKストリートというカルチャー。〈コーテイズ〉や〈IDA〉など、イギリスならではの文化を背景にしたDIY的なものづくりは、ここ日本でも若者を中心に(局所的かもしれないけれど)熱狂的な支持を得ています。その中で新鋭と目されるブランドが〈セブンス〉。ずっとインスタでチェックしていた存在でしたが、今回「BEAMS」によって日本初上陸したということでようやく実物に触れることができました。ブランドの代表的なアイテムであるジップパーカは、写真を見る限りでは何の変哲もないパーカですが、ハリのある生地感や立体的なフィット、短丈といった要素で、たしかにUKストリートの空気を漂わせています。分かりやすく言うと、〈ナイキ〉のテックフリースからスポーティさを削いで、デイリーウェアに近づけた感じでしょうか。セントラル・シーのあのスタイルは日本人にはなかなか真似できないけど、これなら違和感なく取り入れられそうな気がします。とにかく、〈セブンス〉の動向には今後も注目していきたいところです。
¥44,000
ビームス
www.beams.co.jp


Lee × URBAN RESEARCH
リー × アーバンリサーチのジーンズ


祝・100周年。
やっぱり定番のものが好きです。時代を超えて残ってきたのにはそれなりの理由があるし、いつでもどこでも買えるというのも安心感があっていい。〈リー〉の「101」もそのひとつです。カウボーイの労働着としてはじまったジーンズは、ハリウッドスターやミュージシャンに愛され、次第には庶民の生活にも浸透していきました。そして、ついには今年で誕生100周年。そんなメモリアルイヤーを祝してつくられたのが、こちらの〈アーバンリサーチ〉別注です。1930年代後半の「カウボーイパンツ」をベースにした1本は、シンチバックやボタンフライといった当時の意匠を踏襲しながら、いまの時代に沿ったワイドシルエットに。ユーズド加工の具合もちょうどよく、若い世代のスタイルにもすんなり馴染む骨太なジーンズに仕上がっています。このクオリティにして、価格は16500円。さまざまなモノの値段が上がるいまの時代、ワークウェアという出自を忘れない姿勢にも共感できます。
¥16,500
アーバンリサーチルミネ新宿店
050-2017-9004

Lo-vacation
ローバケーションのトートバッグ

使い方はあなた次第。
先日の「ファッション物産展 in MIYASHITA
PARK」に参加してもらった「downtwin」というお店は、住所非公開・アポイント制というストイックな営業スタイルを貫く古着屋です。一度YouTubeで取材させてもらったのですが、そのときに驚いたのが20代半ばの3人でお店を切り盛りしているということ。古着担当のユッキーくん、タトゥーアーティスト・デザイナー・植木職人のTETTAくん、理容師の鈴木さん。彼ら3人で「Lo-vacation」というユニットを結成していて、「downtwin」はその活動のひとつ。他にもラジオを配信したり、グッズをつくったりしているわけですが、このトートバッグも「Lo-vacation」のオリジナルグッズです。トートバッグは旅行先で買ったようなスーベニアっぽいものが好きなんですが、これはまさにそんな仕上がり。持ち手が1mもあって、結ぶ箇所次第で背負い方を変えられるという斜めの発想も、「Lo-vacation」らしさがあっていいんですよね。
¥4,400
ローバケーション
lovacation.official.ec

ミロ展。
美術館のためだけに上野に行くのが結構好きなんですが、先日は『ミロ展』に行ってみました。彼の絵は技法が本当に実験的で、あらゆるものをコラージュしたり、カンバスを焼いたり。アートってこんなに自由でいいんだ、と改めて感じさせられました。個人的に一番印象に残っているのが、大きなアトリエで書いた「花火」という作品ですね。





awasa
アワサのシャツ

ヴィンテージベースの。
コーディネートの幅が広がるシャツは着ていて楽しいアイテム。何枚あってもいいと思っているから、気づけば毎年新しいものが増えています。選択肢が多すぎて迷ってしまうときは、信頼できるセレクトショップに駆け込むが吉。そこで、五本木の「TF」は、いまの気分にぴったりの1枚を提案してくれました。それが〈アワサ〉のレギュラーカラーシャツ。ブランドのデザインチームが所有している80年代のシャツをベースに現代風にアレンジしたアイテムです。これはドレスシャツがベースとなっているけど、シルエットは比較的ゆったりとしているので、スエットに合わせてラフに着ても違和感なし。カフスだけ金具になっていてディテールへのこだわりも感じます。あと、シワを軽減する特殊加工もありがたい。ブルーのシャツって春夏らしさ全開ですね。今季はこれにしようかな。
¥35,200
TF
tf-shop.jp
Instagram:@tf_gohongi
Instagram:@awasa_official

C.M.P,Y.
シーエムピーアイのデニム

薄型デニム。
今季からスタートしたブランド〈シーエムピーアイ〉。C.M.P,Y.と書いて、〈シーエムピーアイ〉。PとYの間の点は“カンマ”です。気になっていたので、SNSやネットでチェックしたあと「LANTIKI」で試着。まず驚いたのは、とにかく薄い!
夏は暑くて避けがちなデニムですが、これなら全然穿いていられそう。ワークウェアやミリタリーウェアをベースにつくられているからか、動くひとのことをしっかりと考えられたデニムです。シルエットは太めで股上が深いので、腰で穿いていい感じになります。女子ならピタッとしたTシャツ合わせたりなんかすると、バランスよく着られそうですね。今回紹介したパンツは、最もベーシックなデザインのものになりますが、ちょっと変わったデザインのものもありますよ。今後のコレクションも期待できる新ブランドです。お見知り置きを〜!
¥30,800

Atelier Macri
アトリエマクリのサングラス

香水とメガネの関係。
先日初めて足を運んだ香水とメガネのセレクトショップ「アトリエマクリ」。洗練された店内が、“買い物をする”という行為をより一層贅沢に感じさせてくれるような気がしました。そういえば、香水とアイウェアはどちらも+αして楽しめるアイテムだなと。そんなことを思いながらわたしが選んだのは、お店のオリジナルアイテム「RIMLESS」シリーズのひとつ。シェイプはスポーティに、デザインは無駄を削ぎ落としてモードに。ありそうでなかった、というと月並みな表現かもしれませんが、本当にそう。この感じは新しいと思うんです。ニュアンスカラーのレンズも、バリエーション豊富で迷ってしまいます。リムはなく、テンプルも細いので掛け心地は非常に軽い! 加えて香水もゲット…といきたいところでしたが、それは次回に。「アトリエマクリ」に足を運べばきっと新たな発見があるはず。なかなか立ち寄らないエリアでしたが、このお店に行くだけで出向いてよかったなと思える、そんな場所です。
¥49,500
アトリエマクリ
Instagram:@atelier_macri

NICE WEATHER
ナイスウェザーの雑貨

ついに日本上陸!
メッセージ性の強いアイテムを身につけるのはちょっと躊躇するけど、「Positive」とか「Nice」とか、そういう言葉ならいいんじゃない? 韓国発のライフスタイルセレクトショップ〈ナイスウェザー〉のアイテムは、なんだかデザインに潔さを感じます。シンプルだけどキャッチー。いい意味でさっぱりしています。ライフスタイルセレクトショップだから、服だけじゃなくて雑貨まで色々揃うってのも魅力的。タオルやお香立てなど、ちょっとしたギフトにも最適です。今度オープンする日本初のショップは、阪急うめだ本店のリニューアルに伴い新たに併設される「BEYOND WORLD」の一角に出来るんだとか。大阪行ったら行ってみよーっと。
Tシャツ 各¥7,920、タオル ¥2,970、靴下 ¥1,397、お香立て ¥5,500
※価格変更の可能性あり
ナイスウェザー
Instagram:@niceweather_jp