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村松諒
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鈴木悠介
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常重直也
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竹田崇真
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安田天音

Dデー作戦。
先日、はじめて対峙したロバート・キャパの作品の数々。不思議と被写体の表情から温かさのようなものを感じました。モノクロになった彼らには時間軸が存在しないようにも見えました。そこに属さない、Dデー作戦のカットの迫力たるや。息を呑むとはこのこと。





vowels
バウルズのオックスフォードシャツ

膨らむ想像。
好きなシャツといえば〈バウルズ〉のものです。昨年、手に入れたそれはタイプライター生地を使ったブルーのストライプの一枚で、ぼくが理想とするカジュアルスタイルにぴたりとはまりました。〈バウルズ〉の服づくりの下地にはストリートカジュアルがあるけど、ディテールへの配慮はもちろん、上質な生地を選んでいるから、チープさが一切ありません。品よく楽しめるから気に入っています。それで今年新たに迎え入れたのが、オックスフォード地のボタンダウンのもの。高級綿のスーピマコットンでつくられているから肌触りは滑らかです。考えてみるとキャンディストライプは初挑戦だと思います。これに合わせるパンツはチノショーツかな。アイビーの方向に振れば間違いなさそうだけど、さてどうしよう。
¥30,800
バウルズ
vowels.jp
Instagram:@vowels.official

LACOSTE
ラコステのL.12.12 ライト ポロシャツ

当確ランプ、点きました。
立夏を迎え、進んで外に出たくなる今日この頃。強めの日差しとカラッとした空気が生む陽気は最高に気持ちよく、初夏のヨーロッパを思わせます。永遠、この気候が続けばいいのに。迫る梅雨の到来が恨めしい! そんなことを心のなかで叫びながら歩くぼくの胸元には一匹のワニが。そう、クローゼットから引っ張り出してきたばかりの〈ラコステ〉のポロシャツです。毎年、夏が近くと手が伸びる一枚なのですが、よく見るとだいぶくたびれているので、そろそろ買い換えどきかもって思いました。そこで注目したのが「L.12.12 ライト ポロシャツ」。定番の「L.12.12 ポロシャツ」をアップデートしたニューモデルです。実際に手にしてみると、生地は薄くて滑らかで、明らかに軽い。そして、ストレスフリーな着心地で、聞くと速乾性にも優れているというから申し分ない。豊富なカラバリから選んだのが、この2色というわけです。普遍的な姿からは分からない進化の仕方にグッときます。はい、夏の主役、確定で。
各¥17,600
ラコステお客様センター
0120-37-0202
www.lacoste.jp
Instagram:@lacoste_tokyo

MIDDLE DISTANCE
ミドルディスタンスのヴェッセルバッグ

思わぬ事態。
4月のある日、代々木上原の「ジョン」から小包が届きました。そうそう、あれあれと思いながら開けるとびっくり。それはメールで見た「VESSEL BAG」でしたが、ジッパーはバッグの口が下に向かって開くように付いています。これじゃ、入れたモノがそのまま落ちるじゃん!(笑)ってことで速攻、「ジョン」のオーナー、檀上佑一さんに問い合わせたら「バッグを斜めか縦にしてからモノを取り出さなきゃいけなかったり、形状的にあまりモノが入らなかったり、機能面だけ見ると最悪ですが、そういうところも使っていくと愛着が湧いてくるのは、やはりイギリス製だから(笑)」との返事が。さすが優しい檀上さん、いつもメールの文面にたくさん添えてくるニコちゃんマークのとおりです。彼がロンドンのストリートで見つけたバッグは〈ミドルディスタンス〉。イギリスのグラスゴーを拠点に活動するニューブランドで、国内での取り扱いは「ジョン」のみとのこと。このバッグのクールなツラ構えはお店で直接チェックすることをおすすめします。
¥35,200
ジョン
03-6407-0177
Instagram:@aiamjohn @ojnadihciuy

HEMINGWAY’S FAVORITES
本『ヘミングウェイの流儀』

服、鞄、靴、銃、船…etc
数年前、
「GH
銘品の所以」で銀座特集を企画
した際、「オールドアンドニュー」というアンティークショップを取材しました。〈アバクロンビー&フィッチ〉や〈ブローバ〉などのヴィンテージウォッチや、昔のシグネットリングを中心に扱う店です。そのレジ周りに無造作に置いてあったのが、この一冊『ヘミングウェイの流儀』(2010年刊、今村楯男、山口淳著)でした。作家のアーネスト・ヘミングウェイが愛用した品々を丁寧なリサーチをもとにまとめた内容で、「ファッション/カジュアル篇」「ファッション/ドレス篇」「愛用品/仕事篇」「愛用品/趣味・生活篇」の項目を立てて、さまざまなモノを紹介していました。取材後、近いうちに読もうと決めていましたが、時が経ち…先日ふと思い出して購入したというわけです。ヘミングウェイのヒストリーを交えたモノ語りは興味深く、豪放磊落に見える彼の意外な人柄を知ることができました。〈ルイ・ヴィトン〉から〈ジャックパーセル〉まで、幅広いブランドを愛用していたところも面白い。ヘミングウェイは釣りびととしても有名ですが、こちらでモデルをお願いしたフライフィッシャーの杉坂渓亮さん(杉坂ブラザーズ)はキューバにあるヘミングウェイ博物館に行ったことがあるそう。超羨ましい!!
¥1,980
日本経済新聞出版
bookplus.nikkei.com

世界一貧しい大統領。
ウルグアイの第40代大統領で、“世界一貧しい大統領”として知られるホセ・ムヒカさんが89歳で亡くなりました。2018年に公開された映画を田端の「CINEMA Chupki」で観たり、“貧乏な人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ”などのメッセージにはとても影響を受けました。ご冥福を心からお祈りします。





SUNDAYS BEST
サンデイズベストのデニム

前言撤回。
クラブばかりで最近足を運べていなかったなか、特別なイベントがあったので久しぶりにライブハウスへ。ライブハウスに着いてすぐ、入り口前でFIGHT IT OUTのYANGさんに「鈴木くん、何年振りよ?」と声をかけられ、「ムーンステップでのライブに、一昨年の年末お邪魔しましたよ」なんて話をした後、たしかにそんなに空いていたのかと思ったり。そして1年半ぶりに観たFIGHT IT OUTのライブは(他のバンドも)相変わらずかっこよすぎて、YANGさんがいつも穿いているイメージのブラックデニムが欲しくなりました。帰りの電車でせっかくなら音楽が好きなひとのところで買いたいなと思い、頭に思い浮かんだのは〈サンデイズベスト〉の横瀬さん。数日後にお店へお邪魔し、“デニムはほぼ手放して買い直す気分でもない”と先月のShopping Addictに書いたばかりだけど、オリジナルのブラックデニムを購入。痩せたいからちょっと無理してサイズは32にしたかったけど、試着した上で現実を見て横瀬さんのアドバイス通り34にしました。
¥16,280
サンデイズベスト
@sundaysbest_yok

DENON
デノンのアンプ

ミキサー卒業。
ある日、自宅でレコードを聴こうとしたら音が出ない。原因はミキサーの故障だったので修理に出そうと思いましたが、そもそもDJをやるわけでもないし、実家で両親がアンプを通して音楽を聴いていたのもあり、これはいい機会かなと思考をチェンジ。念のため、お世話になっているDJやクラブでお会いした方々に相談し、最終的にアンプ購入を決めました。全然知識がないのでまずは新宿の「ヨドバシカメラ」へ行き、店員さんに色々と教えてもらいながらいくつか試聴。見た目・サイズ・よく聴くジャンル・予算などを考慮した上で、〈デノン〉の『PMA-900HNE』を購入しました。せっかくなので同じく〈デノン〉のCDプレイヤーとスピーカーケーブルも購入し、自宅に届くのを待つこと数日。わくわくしながらCDを流すと、今まではなんだったんですかと思うくらい、月並みな表現ですが一音一音がクリアではっきりと聴こえる感じ。オーディオマニアの世界へはお金もなにもかもが足りませんが、興味が湧くには十分な体験でした。
オープン価格
デノン
www.denon.com

CABARET POVAL
キャバレーポヴァールのシャツ

普通が一番。
春から夏にかけての平日は、タンクトップ+無地 or チェック柄の長袖シャツの組み合わせ率ほぼ100パーセント。個人的に1番快適で、朝になにを着るかあまり考えないで済むのがポイント。休日もほぼ同じで、たまーに気分転換で半袖シャツやフットボールシャツを選ぶくらい。なんとなくですが、Tシャツを着ることはほぼありません。半袖シャツの無地はあってもチェック柄がクローゼットにないなと思っていたなか、いつもお世話になっている〈キャバレーポヴァール〉に気になる1着がありました。清潔感のあるライトベージュのチェック柄と、ゆったりとしたシルエット&ラウンドカットが特徴。コットン100パーセントなので、着心地も快適です。どことなく感じる〈キャバレーポヴァール〉らしいブリットポップっぽさは、デニムに〈アディダス〉のスニーカーを合わせるのがマナーかなと思っていたら、オンラインストアはそのスタイリングでした。普通の定義はひとそれぞれだけど、今はこんな感じの普通の服が気分です。
¥18,700
キャバレーポヴァール
Instagram:@cabaretpoval
cabaretpoval.com

ENDO
エンドーの手ぬぐい

山形のオアシス。
山形駅から2駅離れた無人駅の羽前千歳。読み方は“うぜんちとせ”です。駅から徒歩1分にある地域密着型スーパーの「エンドー」は、昭和40年創業で3代目店主の遠藤英則さんによる日本一のげそ天や、お客さんに喜ばれるさまざまなサービスなどで有名に。夜のスーパーで呑めるイベント『立呑みエンドー』に行ってみたいなと思っていたら、インスタで2月22日にげそ天がテーマの映画の試写会と「エンドー音頭」の生演奏があるとのポストが。雪が降ったり止んだりする山形らしい冬景色を眺めながら、初めて食べる「エンドー」のげそ天はビールに最高で、おにぎりや他の惣菜などもどれも美味しかったです。そんな名物のげそ天を落とし込んだ手ぬぐいは、本染め(注染)で幅90×高さ35センチ。店頭でもオンラインストアでも購入できます。「エンドー」のご近所にお住まいの淑女のみなさまが、芋煮会やお花見女子会で楽しんでいる様子をインスタで目にするとただただ最高だし、都会が最先端なんて盲目的すぎて時代錯誤だと思います。
¥1,500
エンドー
Instagram:@gesotenendo

ストレッチポール。
長年の悩みである猫背改善に向けて、ついにストレッチポールを購入しました。が、痛すぎてまったく長続きせず、いまでは足の裏でコロコロと転がしているだけ。やり方が悪いのか、選んだポールの種類が悪かったのか、はたまた凝り固まりすぎて手の施し用がないのか…。何事も下調べ、そして適切な順序が大事ってことですね。まずはものに頼らずに、シンプルなストレッチから始めてみることにします。





JOHN MASON SMITH
ジョン メイソン スミスのTシャツ

猫Tを集めたい。
すっかりTシャツの季節。Tシャツなんていくらあっても困らない…、なんて言いつつも、なかなかにこだわりも強いもんだから、実は厳選した少数精鋭部隊で日々のサイクルを回しています。単体でインパクトのあるもの、パンツを引き立ててくれるもの、キュートでユーモアに溢れているもの、などスタメンの条件はさまざまですが、この〈ジョン
メイソン
スミス〉のTシャツはまさにキュートな1着。相変わらず猫関連のアイテムには目がありません。プリントされているのは、オランダで活動するアナログコラージュアーティストのニコラ・クルーストマンの作品。ただただかわいいだけではなく、どこか意味深でストーリー性を感じてしまうのは、彼女の作風によるものでしょう。長い繊維長のみを使用したコーマ天竺のオリジナルボディということで、洗濯してもヨレにくく毛羽立ちにくいのもグッド。
¥14,300
ジョン メイソン スミス
03-5738-7721
JOHN MASON SMITH JANE SMITH STORE
johnmasonsmith-janesmith.com

BUENA VISTA
ブエナビスタのキャスケット

四半世紀ぶり。
数ある帽子のなかでも、ひときわ独特な存在感を放つキャスケット。遡ること25年。ぼくが初めてキャスケットを被ったのは小学生の頃だった気がします。しかもたしか豹柄のやつ。当時から考えるとかなり落ち着いたアイテム選びになっていますが、四半世紀の時を経てぼくが手にしたのはこちらの〈ブエナビスタ〉のキャスケット。かなりボリューム感があるので、正統派な被り方から、前や横に倒す被り方まで、そのアレンジは自由自在。ワンサイズ展開ではありますが、内側にアジャスターが付いているのでだいたいのひとはジャストサイズで着用できるはずです。夏といえばキャップか麦わら帽子が相場ですが、今年の夏はキャスケットでいつものスタイルに変化を加えてみてはどうでしょうか!
各 ¥13,200
ブエナビスタ
buenavista.club

alexanderwang
アレキサンダーワンのポロシャツとショーツ

大事なのはバランス感。
メッシュポロにメッシュショーツ。言葉だけ聞くとスポーティー要素満載ですが、〈アレキサンダーワン〉はそこにひと手間もふた手間も加え、見事にファッションとして昇華させています。ゆったりとしたシルエットは、もはや説明不要のブランドの得意とするところ。特筆すべきはそのバランス感。身幅の割には着丈がやや短く、さらにドロップショルダーにしていることで、ラフなんだけどどこか品のよさも感じるシルエットに。ワンポイントロゴ、裾のテニステール、伸縮性のあるウエストに裾のスリットなど、スポーツ由来のディテールはしっかりと残しつつも、全体で見たときのバランスが見事に整えられています。別々で着るのももちろんいいですが、個人的おすすめはセットアップ。日ごとに暑さが増しているいま、手に取りたいのはこんなアイテムです。
ポロシャツ ¥67,100、ショーツ ¥72,600
アレキサンダーワン
03-6418-5174

wander .etc
ワンダーのローファー

全方向美シューズ。
ひとに利き顔があるように、靴にもおそらく最も盛れる角度が存在します。多くのECサイトを見ても分かるように、大抵の靴は斜め前からのアングルがきっとベスト。なのですが、この〈ワンダー〉のローファーは全方位抜け目なしの、全アングルが利き顔です。斜め前からのアングルはもちろん、上から見れば端正な顔立ちのローファー、真横から見れば独特の肉厚ソールが特徴的なぽてっと愛らしい見た目、ひっくり返して裏から見れば、ボコボコとした球体状のグリップが整列したモダンアートのような佇まい。と、ここまでは見た目についてのみ言及していますが、もちろん履き心地だって申し分なし。デザイン面においても一役買っている、開発に2年以上の歳月を費やしたというカーヴィーソールが、弾むような快適な履き心地と程よいグリップ力を実現し、長時間履き続けた際の疲労感を軽減してくれるのです。
¥34,100
ワンダー
Instagram:@wander__etc

来季はビッグイヤーを。
長年の低迷を忘れてしまうほど、今季のバルセロナはすごかった。CLはあと一歩届きませんでしたが、コパ・デル・レイとリーグを優勝して、クラシコも全勝とくれば、大大大満足です。その躍進を支えたのはラミン・ヤマルなわけですが、まだ17歳ですって、彼。怪我なく活躍し続けてくれますように。





ZEPTEPI
セプテピのスエットパンツ

あの光景がデザインに。
雨の日、地面からの跳ね返りでパンツが濡れて、まだら模様のようになってしまうことってよくありますよね。本来なら不恰好だし、気分も憂鬱になってしまうもの。ただ、〈ゼプテピ〉はそんな雨に濡れた様をデザインに昇華しました。それがこのスエットパンツ。汚れや傷み、色褪せがデザインになることはままありますが、この発想は完全に予想外のアプローチで膝を打ちました。白のボディを硫化染めした後、雨模様の染色を手作業でしているらしく、ボディは日焼けしたようなヤレ感があり、雨粒の配され方は一点一点違います。晴れの日に履いていると、「濡れてるけど、どうしたの?」なんて心配されそうですが、それはそれで会話のきっかけにもなって面白いんじゃないかなと。
各¥18,700
ゼプテピ
www.zeptepiandco.com

HOMELESS TAILOR
ホームレステイラーのショーツ

キメすぎない余裕。
ショーツは圧倒的に膝下派なのですが、ヒップホップ好きです!
みたいな見え方にはなりたくないなと、30歳目前にして思うようになりました。そういう意味で〈ホームレステイラー〉のショーツは、バギーなシルエットだけど土臭い雰囲気が漂っていて、ジャンルに縛られない余白があります。立体的なシルエットがなによりの特徴ですが、それは前後差をつけた丈、裾のダーツ、脇の綿テープを縮めることに生まれるもの。そんな存在感のあるシルエットの一方で、素材は微光沢のナイロンを採用していて、気張らず穿ける軽やかさもあります。キメキメすぎない緩急の具合がちょうどよく、タウンユースだけじゃなく、フェスやキャンプのようなちょっとしたアウトドアにも溶け込んでくれそうです。
¥46,200

MERRELL 1TRL
メレル 1TRLのシューズ

タウンスペック。
以前編集を担当したとあるインタビューで、「きちんとして見えるというのも服の機能のひとつですよね」と仰った方がいました。機能という言葉は、防水や速乾などのスペック的なものを指すことが多いですが、たしかにそれだけじゃないなと。そういった視点で見ると、〈メレル
1TRL〉の「MOAB 2 SLIDE LEATHER
WOVEN」も、“それだけじゃない”機能を備えたシューズです。もちろん、定番「MOAB」のソールユニットを採用しているという面もありますが、今回伝えたいのは汎用性の高さについて。フルグレインレザーを編み込んだ重厚感のあるアッパーのおかげで、サンダルなのにラフすぎず、幅広いスタイリングに合わられて、そして、季節関係なく履ける一足になっています。高機能を謳うアイテムが数多くリリースされる昨今ですが、街で履くなら都市生活に寄り添ったこういうジャストスペックのものを選びたいところです。
¥29,700
メレル
merrell.jp

SUSAN BIJL
スーザン・ベルのショッピングバッグ

エコバックも抜かりなく。
ビニール袋は有料になったし、もらうと罪悪感もある。だから、普段エコバッグを持つようにしているんですが、どうせなら気に入ったものをということで、〈スーザン・ベル〉に行きつきました。ご存知の方も多いと思うのでブランドの説明は割愛するとして、やっぱりカラーチョイスが抜群な2トーンのデザインは、いつ見ても惚れ惚れします。定番だけど街中で持っているひとをあまり見ないし、隠れた名品的な立ち位置も好みです。あと、ハリのある防水生地を使っているのと、別売のショルダーを持ち手につけると肩で背負えるというのも、このブランドを推したい理由。スーパーで思いがけずたくさん買い物したとき、生地が軟いエコバッグだとハンドルが手に食い込んだりしますが、〈スーザン・ベル〉ならその点も安心ですから。サイズはS・M・L、カラーは写真のもの以外にも豊富にラインナップしているので、いろいろ買い揃える予定です。
左から、Mサイズ ¥5,200、Sサイズ ¥4,400、Lサイズ ¥6,000
スーザン・ベル
www.susanbijl.nl/collections/all

ココナッツミルクタピオカ。
つくってみました。手にしたのは、あの一世を風靡した黒い方じゃなくて、白くて小さい方。タイ料理屋とかで出てくるやつです。茹でるとつるんとしたあの姿に変身するんですが、その途端、とんでもなく粘着質。鍋にもザルにもひっついて、思ったよりクセもんでした。ま、美味しかったからオッケー。





BED j.w FORD
ベッドフォードのシャツ

汗か、涙か、はたまた雫か。
〈ベッドフォード〉は今季、労働者をテーマにコレクションを展開。受け手に読ませるコンセプトやスタイリングは見応えがあり、とても勉強になりました。それだけじゃなくて、純粋に購買意欲も掻き立てられるといいますか。いつか袖を通したいという憧れの念を抱いてます。今回手にとったのは、とにかく芸の細かさに感服してしまったこちらのシャツ。ベルベットでつくられたドットには、染色工程を二回に分け、毛羽部分とグランド部分の色差を際立たせる、といった並々ならぬ意匠が施されているんです。写真では見えづらいけれど、所々に配されたキラリと光るストーンも素敵。首についたバンダナも、ネクタイのように結んだりなんかして楽しめます。襟は取り外せるので、ノーカラーで着るってのもいいですね。こういうスタイリングに幅が出るようなひとひねりも、余白が好きな〈ベッドフォード〉らしいアプローチだなと思います。
¥68,200
バースリー
bedjudewillford.com

DIGAWEL
ディガウェルのシャツ

どれにする?
夏のトップスはTシャツがスタンダードですが、個人的には半袖シャツも欠かせないアイテム。そこで、ずっと欲しいと思っていた〈ディガウェル〉の定番シャツを手に入れました。このシャツは柄や色が数種類あってかなり迷いましたが、最終的に選んだのは、ライラックと名付けられた透明感のある紫の一着です。素材はブロードだから、ハリがあって上品。襟ぐりは、ネクタイを締めたときに綺麗に見えるよう設計されています。このシルエットなら、一番上までボタンを留めて着たいところ。あとは、秋冬に届く新しいネクタイを合わせてもいいかも、などと想像を膨らませている最中。ちなみに、ライラックはちょうどこの時期に咲く花の名前らしいです。Google先生、教えてくれてありがと。
¥22,000
ディガウェル
store.digawel.com

PWA
プアのロンT

シマシマはいいよな。
やたらとマルチボーダーのアイテムに惹かれてしまう私なんですが、気づけばクローゼットの中はシマシマだらけ。手にとってしまう理由を改めて考えてみると、街にいるおじさんにもなじむような“抜け感”があるからなのかもしれません。今回紹介したいのは、新たに〈プア〉で手に入れた一着。自分の肌になじむアースカラーが基調となっているしコンパクトなシルエットも好みでした。ボーダーの具合も、これくらいピッチが細いものが◎。ロンTに関しては、ある程度厚手の方が長く着られると思っているので、オンスはこれくらい適度にヘビーな方がいいんです。これからポチろうとした方、オンラインサイトではすでに売り切れちゃってますが、駒沢の「moves」にはまだあるかも!
¥15,400

USUAL THINGS SCRUNITY
ユージュアル シングス スクルティニーのTシャツとハット

“普通”とは。
当たり前をもう一度精査してみて、不要なものは削ぎ落とし、必要なものだけを加える。そんなことを考えながら〈ユージュアル シングス スクルティニー〉は、アイテムひとつひとつに向き合ってものづくりを行なっています。これは、アメリカのボディブランドにありそうな普遍的なTシャツですが、大きすぎることはなく、日本人の体型に合うサイズ感に調整されています。クタってもだらしなく見えないようにリブの太さや詰まり具合も計算済み。セーラーハットは、コットンとナイロンも混合されているのでかなり軽量。少しくらい雨に濡れても大丈夫ですし、被らないときは丸めてポケットに忍ばせておくことができる便利なアイテムです。せっかくならTシャツとハットはセットでいっちゃおうか。 よりよくするために、”普通”を疑い、見直す。服だけじゃなくて、あらゆることに必要かもしれませんね。
Tシャツ ¥15,400、ハット ¥11,000
USUAL THINGS SCRUNITY
www.usualthingsscrutiny.com
Instagram:@usual_things_scrutiny