
PROFILE
日本生まれ。23歳の頃に渡米し、10年以上暮らしたのちにヴィーガンに。帰国後に自身のお店「HOMECOMING VEGAN BAKED
GOODS」を立ち上げ、動物性の材料を一切使用しない焼き菓子をネットと卸しで販売している。
Instagram:@earnshawkei
目的地は決めない。ただただ街を自転車でただよう。

〈コロンビア〉半袖シャツ ¥12,100、シューズ ¥13,970(コロンビアスポーツウェアジャパン)、その他本人私物
当たり前にある自転車だけど、実は、結構優秀な乗り物。
自分のペースで進むことができるし、排気ガスもださなければ石油にだって依存しない。丁寧にメンテナンスを続ければ、ずっと乗ることができます。こんな時代だからこそ、その価値は世界的に見直されていて、各国で自転車レーンが整備され、フランス・パリでは2026年に向けて、大規模整備が進んでいたりします。ちなみに、環境先進国であるデンマークの首都・コペンハーゲンなんかは、市民の約60%が自転車を常用していて、そのおかげで渋滞は少ないし空気もキレイ。
最近、日本ではポタリング(Pottering)という言葉も耳にする機会が増えました。目的地を定めず、ゆっくりと自転車で散策することを指す言葉で、1960年代に生まれた概念です。競技性やスピードを重視するサイクリングとは対極にある、のんびりとした自転車の楽しみ方です。

特に、東京のような密集した都市では、ポタリングをするとクルマでは見過ごしてしまう小さな発見があるし、電車では行きづらい場所へのアクセスも容易です。歩くよりも行動範囲が広がり、クルマよりも街の息づかいを感じることができます。
ヴィーガン焼き菓子をつくっている「HOMECOMING VEGAN BAKED GOODS(以下、ホームカミング)」のキャサリン・アーンショーさんは、仕事の日も、休みの日も、移動はほぼ自転車。クルマも電車もほぼ乗らない。目的地を決めずに、自転車で散策することも多いと言います。今日はそんな彼女と、東京の街をポタリング。

