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バンクシーという現象に、日本は無関心すぎるのかもしれない。

バンクシーという現象に、日本は無関心すぎるのかもしれない。


一度は耳にしたことがあるでしょう。「バンクシー(BANKSY)」とは、匿名でゲリラ的に活動を行う芸術家のこと。その実体を短いテキストで的確に説明するのは難しく、公共物をキャンバスにストリートアートを展開する一方で、その内実は国際的な社会問題に対するメッセージが込められていたり、SNSを中心に圧倒的な話題を集めるパフォーマンスを行ったりと、時代を上手に乗りこなしながらも、核心を突いたメッセージを訴え続けています。


2013年10月1日、そんな「バンクシー」が、ニューヨークで物議を醸した、とある展示を開始しました。


告知もなく、突如始まったのは、ニューヨークの路上に毎日一点作品を残し、場所を明かさずWEBサイトに投稿するという、前代未聞の「展示」。ニューヨーク全土のストリートとインターネット上で勃発した「宝探し競争」は苛烈を極め、SNSを駆使して捜索し奔走する人々、作品を上書きしようと試みるグラフィティ・ライター、アクリル板で保護するビルオーナー、作品をすぐに売買するギャラリーオーナーなど、"バンクシー・ハント"は社会現象にまで発展しました。


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2015年夏に"憂鬱な遊園地"として「Dismaland」をオープンしたことは記憶に新しく、つい先日も難民キャンプの壁に"シリア移民の子"であるスティーブ・ジョブズを描くなど、作品の中で常に社会とアートの在り方を問い続けています。


この度上映される映画「バンクシー・ダズ・ニューヨーク」は、「都市や屋外や公共の場所にこそ、アートが存在するべきだ。アートは市民とともにある。」と語る彼が、ニューヨークをハックした1カ月を追ったドキュメンタリー。


クールな手口と、イリーガルながら人の心を打つ手法は、もっと注目を集めてしかるべきだと思います。政治的な課題に対して、ここまで鮮やかに切り込むことができる人物は、今の世の中には(少なくとも日本には)見受けられないのでは。


バンクシー・ダズ・ニューヨーク_前売002_s.jpg


前売劇場鑑賞券および、〈Kuumba〉オリジナルエアフレッシュナー付き鑑賞券は、2月6日(土)より発売開始。彼の象徴とも言えるスプレー缶を彷彿とさせるエアフレッシュナーのデザインは、ファンにはたまらない仕上がりです。アート、社会問題、ストリートカルチャー、いくつもの異なる要素が複合的に絡みあったドキュメンタリーを、ぜひご覧ください。


Text_Taiyo Nagashima

バンクシー・ダズ・ニューヨーク

監督:クリス・モーカーベル
http://www.uplink.co.jp/banksydoesny/
https://twitter.com/banksydoesny_JP
https://www.facebook.com/banksydoesny.jp

前売り券:劇場鑑賞券 ¥1,500 Kuumbaオリジナルエアフレッシュナー付き鑑賞券(数量限定) ¥4,000


スプレーセット取扱い店

オンライン
https://www.major-j.com/info.php?f=banksydoesnyM20160130005

店頭販売

渋谷シネクイント(東京都渋谷区宇田川町14-5 渋谷パルコ パート3・8F )
電話:03-3477-5905
http://www.cinequinto.com/

渋谷アップリンク(東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル2階)
電話:03-6825-5503
http://www.uplink.co.jp/

ほか、一部劇場、店舗にて販売。前売り劇場券は各劇場にて販売。

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