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佐内正史が切り取る、金沢の街。佐内氏を育んだ、マンガ100冊。

佐内正史が切り取る、金沢の街。佐内氏を育んだ、マンガ100冊。

佐内正史「金石手帖」


北陸新幹線が開通し、東京から2時間半でいけるこの時代。東京にとって金沢はいまやずっと近しい存在なのでしょう。


そんな北陸の古都の金沢21世紀美術館そばにある「ブックスアンダーホッチキス(Books under Hotchkiss)」にて、写真家・佐内正史による個展が2月12日(金)から開催されます。佐内氏にとっては、金沢での初個展。 普段何気なくみているものを独特のユーモアとハッとさせる新しい視点で捉える同氏がどう金沢を料理するのか。並ぶのは金沢市金石(かないわ)の街並み、朝市、金箔などの現地の風景写真12点。


展示期間中は2Fのギャラリーにて展覧会限定カタログ「金石手帖」の販売もあります。そのほか1Fの本屋では佐内氏がセレクトした100冊の漫画を販売。セレクトした漫画はそれぞれ思い入れのあるシーンを切り取り、展示しています。


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佐内正史がセレクトした漫画の一部


これは、そのアーティストのインプットとアウトプットの両方を見ることによって、そのアーティストの頭の中を覗けるというコンセプトから来ています。この方法は、アーティストやギャラリー側の手間ひまがかかっているわけですが、ファンにとっては非常にうれしいもの。1階が本屋、2階がギャラリーという金沢の新しい本屋「ブックスアンダーホッチキス」、要チェックです。


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2Fギャラリー(第1回 Paul Cox展示風景)


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1F本屋


今後も数ヶ月ごとに、あるアーティストをフィーチャーし、2階ではその作品、1階ではそのアーティストが選んだ100冊の本を並べるという展示方法を続けるとのこと。展示アーティストは、デザイナーからシェフまで、多岐にわたります。ワークショップの開催やサイトでのインタビュー掲載なども展開。


美術だけというのも個人的にはもったないと思うので、北陸の冬の味覚を楽しみつつ、気軽に出かけてみてはいかがでしょう。

Text_Shinri Kobayashi

BUH#05 佐内正史 -金石手帖-
期間:2月12日(金)〜5月8日(日)

ブックスアンダーホッチキス(Books under Hotchkiss)
住所:石川県金沢市広坂1-9-11
営業:11:00〜20:00
TEL:076-222-1801
定休日:月曜

佐内正史 Masafumi Sanai
写真家。
常に写真の時代をリードし続け、出版した写真集は多数。
2002年に写真集『MAP』で「第28回 木村伊兵衛写真賞」受賞。2008年には写真集レーベル“対照”を立ち上げる。最新刊は『度九層』(どくそう)。2015年には作家• 舞城王太郎との共著「深夜百太郎 入口」「深夜百太郎 出口」(イマココ社)が連続刊行された。現在 、アストルティア内を精力的に撮影中。

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