ストリートカルチャーを存分に感じさせるポップなしつらえに、オリジナリティーの高い技法を服に落とし込み、オルタナティブな存在感を放つ〈ダブレット（doublet）〉。

デザイナー井野氏は、これまでもトレンドや世相に媚びないものづくりをしてきましたが、来季2016AWでは、そのクリエイティビティが素晴らしいコレクションを生み出しました。まずは何枚かシーズンビジュアルをどうぞ。

デザイナーのルーツでもある、パンク、ハードコア周辺のカルチャーを日本的なスタンスで巧みに咀嚼しています。

研ぎ澄まされていながらも、徹底的にポップですがすがしく。いま、世界中で注目されている〈ゴーシャラブチンスキー（Gosha Rubchinskiy）〉が生み出している空気感、ムードと似たものを感じます。

一皮も二皮もむけた感のある今回のコレクション。これを受けて撮影されたビジュアルが、また素晴らしいではありませんか。今回掲載したほかにも、大量のビジュアルが撮影されているので、秋冬スタート時にはブランドのホームページをチェックしてみてください。

とにもかくにも、来季の〈ダブレット〉。コカコーラのような強い炭酸と爽やかな爽快感が同居した素晴らしい仕上がりです。デリバリーはまだまだ先ですが、どうぞ楽しみにお待ち下さい。