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ベルリンで最も有名なストリートアーティスト「エル・ボチョ」の個展「BERLIN TOKYO」。

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ここ数年、「ベルリンがおもしろい」という話をしばしば聞きます。ベルリンの壁崩壊以来、東西ドイツはスクラップアンドビルドと呼ぶにふさわしい過程を経て、クリエーティブの最先端が集まる国となりつつあります。ヨーロッパの中心に位置しながらも物価が安く、クリエーティブ産業やスタートアップがのびのびと活動できる風土が育っていることが一因なのだとか。

そんなベルリンで、”最も有名なストリートアーティスト”と呼ばれる「エル・ボチョ(EL BOCHO)」が、東京・池尻大橋に位置する「104GALERIE」にて個展を開催します。

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「エル・ボチョ」とは、ベルリンを拠点に活動しているストリート・アーティスト。街や建造物をキャンバスと捉え自由にペイントを施す大胆な作品のほか、コンセプチュアルな広告なども手がけるクリエイターです。

ベルリンの壁崩壊20周年を記念して、CNNインターナショナルとともに「エル・ボチョ」が製作した企画「Go Beyond Borders」では、40km ものマスキングテープを使用した作品を手がけ、世界最高峰の広告賞のひとつである「Clio Awards」にて金賞を獲得しました。

「104GELLERY」のENZO氏は、「エル・ボチョ」との出会いを衝撃だったと振り返ります。

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カフェや劇場といった街の風景の中に突如出現する人物画。デフォルメと写実の間を漂う独特のタッチは、日常の風景の中で異物感を際立たせながらも不思議と調和し、ストリート・アートの新たなステージを感じさせます。ドイツという国のアートに対する姿勢を象徴するような写真だとも言えるでしょう。

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「104GALERIE」では、ペインティングをはじめとする作品を20点ほど出展予定。自然光が入る半屋内スペースの「104Rmond」では、女性のポートレイトを描いたシリーズ「CITIZENS」を含むインスタレーション展が行われます。会場には、「エル・ボチョ」自身がアイデアを描きとめているスケッチブックやフォトブック、映像作品も展示されるそうです。また、東京のストリートにも彼が描いたアートが点在するようです。

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ベルリンの最先端を切り開くクリエーションにどっぷりと浸かることのできる貴重な機会。会期は、9月16(金)〜10月15日(土)。芸術の秋という陳腐なセリフとともに、ぜひ会場へ足を運んでみてください。


Text_Taiyo Nagashima

EL BOCHO「BERLIN TOKYO」

会期:9月16(金)〜10月15日(土)
時間:12:00~20:00
休廊日:水曜日
会場 1:104GALERIE(東京都目黒区青葉台 3-22-1 目黒ハイツ 104) 電話:03-6303-0956
   2:104Rmond( 東京都目黒区大橋 1-6-4 坂本ビルガレージ内 )
www.104galerie.com

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