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狂おしくも妖しい沖縄の夜。小浪次郎とBlackEyePatchが描きだした、極彩色の集団とは。

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今年、活動の拠点をNYに移した写真家の小浪次郎。早くも『The New York Times』 のカヴァーを飾るなど、ワールドワイドな活躍を見せる小浪氏の新作がドロップされます。

今回の被写体は、沖縄の旧車會(きゅうしゃかい)である「GIMATAI」。本作は東京発のインディペンデントブランド〈BlackEyePatch〉とのコラボレーションワークとなります。

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妖しくきらびやかな沖縄の夜を駆ける「GIMATAI」を、ヒリヒリとしたタッチで切り取る小浪氏の視線は、いつもどおり、いやいつも以上にギラギラしています。

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湿度の高さ、響き渡る轟音、エンジンオイルの焼ける匂いなどが、3D的に立ち上がってくるような迫力に満ちています。

面白いと思えさえすれば、どんな被写体にも挑んでいく小浪氏の姿勢は本作でも健在。沖縄の夜の貴重なドキュメンタリーが、生々しくパッケージングされた作品となりました。

本作の発売を記念して、〈マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)〉が手掛けるブックストア「ブックマーク(BOOKMARC)」にてエキシビションが、さらに前日にはサイン会を兼ねたレセプションパーティーも行われるそうです。

Text_Ryo Komuta


JIRO KONAMI x BlackEyePatch ‘GIMATAI’ EXHIBITION
会場:BOOKMARC
住所:東京都渋谷区神宮前 4-26-14 B1Fギャラリー

レセプションパーティー&サイン会
日程:9月16日(金)
時間:19:00〜20:30

エキシビション
日程:9月17日(土)〜 9月25日(日)
時間:11:00 – 20:00

JIRO KONAMI:GIMATAI
2016年 BlackEyePatch刊
価格:¥7,000+TAX

小浪次郎
写真家。1986年生まれ。2006年写真を始めると同時に小浪にとっては遠い存在であった父親の撮影を開始。その撮影は8年間に及ぶ。その写真は絶妙な親と子の距離感により形成され、富士フイルム新人賞等、高い評価を得る。2013年には写真集「父をみる」を刊行。2015年にはブランド mame とのコラボレーションによる写真集「personal memory」を刊行。2016年 WACKOMARIA から刊行された写真集「PARADISE TOKYO」では東京を体現する人物、風景を荒々しく記録した。2016年、活動の場をNYに移し、 のカヴァーを飾るなど、世界的な写真家として評価されている。雑誌、広告、どの媒体、どんな被写体においても、写真に自身の爪痕をしっかりと残し、見る人に鮮烈な印象を与える。激情と静寂が同居したようなその作風は、多くの人を魅了する。

BlackEyePatch
デザイナーなどの情報は非公開。東京を拠点とし、世界各地を BlackEyePatch のステッカーが侵食していく。メディアでは“謎のステッカー集団”とカテゴライズされる事が多かった BlackEyePatch は、“東京”をアイデンティティーとし、マーチャンダイズ的なアイテム展開を経て、現在ではフルラインナップでのコレクションを展開。ストリートに根差した様々なカルチャーから影響を受けた〈BlackEyePatch〉は、ファッションに軸足を移し新たな展開へと移行した。

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