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新鋭作家・島口大樹は新作『ソロ・エコー』に何を込めたのか。8月5日のトークイベントでは、写真家・馬込将充と装丁家・川名潤も交え、三人で語り合います。

こうも暑くなると外出なんかせず、家で過ごしたくなるものです。サブスクやYouTubeを観漁るのもそれはそれでいいですが、ひとつ本のすすめを。

小説家の島口大樹さんをご存知でしょうか。1998年、埼玉県生まれの弱冠26歳。

2021年に『鳥がぼくらは祈り、』で第64回群像新人文学賞を受賞しデビューしました。同作が第43回野間文芸新人賞候補となり、さらに翌年22年には『オン・ザ・プラネット』が第166回芥川賞候補になるなど、すでに目覚ましい活躍ぶり。その他の著作には、『遠い指先が触れて』、内山拓也監督の映画『若き見知らぬ者たち』の小説版があります。

そんな彼の新作『ソロ・エコー』が、このたび刊行されました。

物語は、主人公が失踪した父が残したカメラを手に、横浜の街を歩くところから始まる。幕末の遊女の逃亡譚、焼失した二代目横浜駅、戦後の闇市や再開発、街の歴史とささやかな生の軌跡が交差していきます。

新鋭作家がいま何を綴るのかも気になるところですが、刊行に際し、「代官山 蔦屋書店」で行われるトークイベントも必聴です。

ともに登壇するのは、写真家の馬込将充さんと装丁家の川名潤さん。これまで写真家、装丁家という立場から島口さんの作品と併走してきた両名。本作をどのように読み、何を感じたのかに加え、過去の馬込作品についても三人で語り合います。

日時は8月5日(火)19:00から。事前に参加券の購入が必要なので、お忘れなく。

また、同店2号館1階アートフロアでは、島口さんと馬込さんとの共同フェアも開催されているとか。『ソロ・エコー』が展開されるほか、本作のために馬込さんが撮り下ろした作品、そして過去作品の展示も行います。両者の作品が同居する空間にぜひお越しください。

詳細はインフォメーションよりご確認を。

INFORMATION

島口大樹『ソロ・エコー』

著者:島口 大樹
出版社:講談社
写真:馬込 将充
装丁:川名 潤

【トークイベント】
日程:2025年8月5日(火) 19:00〜20:30
場所:代官山 蔦屋書店3号館 2階 SHARE LOUNGE
料金:
・店頭参加券 2,200円(先着65名)
・オンライン参加券 1,650円(先着400名)
※イベントの詳細や予約は、代官山 蔦屋書店HPよりご確認の上、イベントチケット予約・販売サービス「Event Manager」の予約ページにアクセスし、参加券のご購入お願いいたします。

【フェア】
日程:2025年7月26日(土)〜8月15日(金)
場所:代官山 蔦屋書店 2号館 1階 アートフロア

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