2015FWのデビュー以来、ストリートカルチャーとリンクしながら目覚ましい躍進をみせる〈ウィリー チャバリア(WILLY CHAVARRIA)〉。自身が生まれ育ったカリフォルニア州フレズノで見た“パチェーコ”からインスピレーションを受けたというバギースタイルがブランドの根底にあり、いまの時流とも見事にマッチしたのがその所以でしょうか。
“HARDER”(ハーダー)をテーマに掲げた2017FWコレクションでもそのスタイルは遺憾なく発揮されています。ブランドのアイコンでもあるワイドシルエットのパンツやロング丈のコートを中心に据え、ハードなスタイリングを披露。しかしソフトな素材を使った服は着用の際に美しいドレープを生み出しており、適度にエレガントな印象をもたらします。
ラグジュアリーなスタイルをエレガントなCIVIL RIGHTS MOVEMENT(公民権運動)に例えたという今シーズンのコレクション。そのスタイリングからは、抑圧を通して生まれたた強さと美しさを感じることができるはずです。
幾重にも重ねたレイヤード、スポーツアイテムのミックス、小物の使い方などなど、普段の格好にも取り入れやすアイデアが随所に散りばめられているので、ぜひスタイリングの参考にしてみてはいかがでしょう。また、オフィシャルH.Pで公開している2017FWシーズンの動画もストリートマインドに溢れたており、〈ウィリー チャバリア〉の真髄を垣間見ることができます。合わせてチッェックを。
Text_Yosuke Ishii
ジェットン ショールーム
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