“地方創生”という言葉が聞き慣れたものになって久しいですね。各都道府県が趣向を凝らし、様々な企画を打ち出していますが、今回ご紹介するのは「岐阜県」です。
県土の約8割を占める森林とそこから育まれる清らかな水に恵まれ、“清流の国ぎふ”と呼ばれる岐阜県は、自然・文化遺産の宝庫です。
9月上旬に「FEEL GIFU」と題して、ニューヨークにて県の魅力を伝えるべく、「観光・食・モノ」に関するプロモーションイベントが開催されました。
その模様をざっとご紹介します。
ミッドタウンにて「創造と練磨が生み出す、新しい日本の様式」をコンセプトに、新しい生活を提案するライフスタイルショップ「THE COVER NIPPON」。
2016年5月にオープンしたNY店にて、岐阜県産品の商品のコーナー展開を実施。店内には美濃和紙を使用したディスプレイが施され、美濃焼の食器や、飛騨の木製品など、店内各所で岐阜県の名産品がコーナー展開されました。
お次は日本酒です。NY最大のリカーショップ「ASTOR Wines & Spirits」において、日本の自治体として初となる日本酒フェアを開催。 岐阜県内5蔵の商品店頭販売及び12蔵の試飲ブースが設置されました。
そして、豚骨ラーメン専門店「一風堂」と岐阜県がタッグを組むという、異色のコラボも。
〈エンジニアド ガーメンツ（ENGINEERED GARMENTS）〉とのユニフォームコラボレーションの話題も記憶に新しい、「一風堂 ニューヨーク」は、ラーメンファンのみならず、NY市民からヒップな場所として絶大な注目を得ています。
イベント期間中は、特別メニューの提供や、店内に併設された酒バーにて、岐阜の地酒の試飲、販売も行われました。
最後は、NYのセレブリティが集う日本食レストラン「EN Japanese Brasserie」での、岐阜県産品を使った特別メニュー提供の様子です。季節の寒暖差と昼夜の気温差などの自然の恵みを存分に受けて育てられた「飛騨牛」は、岐阜県の名産品として国内外問わず多くのファンに愛されています。
いかがでしたでしょうか？ クールジャパンではないですけれど、こうして日本のすばらしさを“外”に伝えていく努力はこれからも必要なのではないでしょうか。
Text_HOUYHNHNM
Photo_Hayato Takahashi
岐阜県公式ホームページ
www.pref.gifu.lg.jp
