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ブランド設立50周年。ボッテガ・ヴェネタの2017年春夏コレクション。

ミラノコレクション期間中の9月24日、〈ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)〉の2017年春夏コレクションが発表されました。今回は、トーマス・マイヤーのクリエイティブ・ディレクター就任15周年と、ブランド設立50周年を記念したランウェーショー。イタリアで名門として知られる、ブレラ国立美術学院の石畳の廊下を会場に、彫刻や芸術作品が並ぶ幻想的なムードが訪れた人たちのこころを引きました。

コレクションは、トーマス・マイヤーが「ブランドの哲学に誠実であり続けながら、ウェア、バッグ、シューズ、ジュエリーなど、どのアイテムを身につけることでも体験する、パーソナルなラグジュアリーという概念を表現したかった」と言う通り、一見何気ないアイテムでも上質な素材を用いた、手の込んだものになっています。

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様々なレザーを組み合わせたジャケット、薄くてしなやかなスエードを使った開襟のシャツ、袴のようなワイドシルエットのレザーパンツなど、〈ボッテガ・ヴェネタ〉ならではと言える革を使った様々なアイテムが印象的。ウエスタン調のシャツやワークテイストのチノパンなどもあり、アメリカンな雰囲気が漂うクリエーションに仕上がっています。レディースでは、1980年公開の映画『アメリカンジゴロ』で女優ローレン・ハットンが持っていたクラッチバッグなど、ブランドのアーカイブを復刻させたアイテムが登場。ローレン本人もショーに登場し、観客を驚かせました。

今回のショーに合わせて、ブレラ国立美術学院の学生を対象にした奨学金制度の開始を発表。以前から、ファッション界の育成と伝統の継承に力を入れる〈ボッテガ・ヴェネタ〉ならではの取り組みも目が離せません。

Text_Ryo Muramatsu


ボッテガ・ヴェネタ
www.bottegaveneta.com

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