器を選ぶとき、その器だけを見て決めることも多い。けれど、少し視点を引いてみると、器の置かれる場所やその隣にあるものによって、見え方は意外と変わります。
そんなことを思わせるショップ「ラーバニズム トーキョー ストア(Rurbanism Tokyo Store)」が、東京・清澄白河にオープンしています。
店に並ぶのは、日本の現代陶芸を中心に、ヴィンテージ家具、照明、テキスタイル、植物、音楽まで。
岩崎龍二、尾形アツシ、小野象平、小野哲平、寒川義雄、境道一、境知子、田宮亜紀、田村文宏、八田亨、村上躍、吉田直嗣といった作家の仕事に加え、Alvar Aalto、Hans J. Wegner、Pierre Chapo、Charlotte Perriandらのヴィンテージ家具もセレクトしています。
新しいものと古いもの。都市的なものと、どこか土の匂いがするもの。整えられたデザインと、手を動かした跡が残るもの。
一見すると別々の文脈にあるものを、あえて同じ場所に置いてみると、年代や国籍、ジャンルで境界線を引かず、それぞれが自然に居場所を見つけられるようになる。そんな空間づくりが「ラーバニズム トーキョー ストア」の特徴です。
ショップ名にある「Rurbanism」の「Rurban」とは、Rural(田園)とUrban(都市)を組み合わせた言葉。「ラーバニズム トーキョー ストア」では異なる時代や場所から生まれたものの間に、新しい関係を見つけようとしています。
ものを買う場所というより、ものとの付き合い方を考える場所といえそうです。
また、10月27日(火)まで「伊勢丹新宿店」の本館5階にて「Rurbanism展」が開催中です。「うつわ祥見 KAMAKURA」とともに、現代陶芸、ヴィンテージ家具、照明などを組み合わせ、店舗とは異なる空間でその世界観が表現されています。こちらもぜひ足を運んでみてください。

