目先の生活のための買い物もそれはそれでいいですが、もっと人生を豊かにする買い物をしませんか。
アーティスト・長場雄さんの代表作『The Last Supper』が、刺繍作品として生まれ変わり、限定50点が販売されます。
フランスはリヨンを拠点に、アートとしての刺繍表現を追求するテキスタイルデザインスタジオ 「VANGART」。これまでも国内外の著名なアーティストと組んで、数々の刺繍作品を発売してきましたが、今回フックアップするのは長場雄さんです。
本作のベースとなったのは、2020年に長場のさん同名の個展にて発表されたキャンバス作品『The Last Supper』(2020)。歴史的名画の構図をモチーフに、ポップカルチャーや音楽へのオマージュが散りばめられた代表作です。
今回の刺繍エディションでは、長場さん特有の軽やかなラインを絵の具から「糸」へと転換。人物やテーブルを黒の刺繍糸で描き出し、背景は上質な白リネンの風合いをそのまま活かしています。遠目で見ると一見シンプルな平面作品が、近づくと糸特有の光沢、厚み、陰影による立体的な存在感 を感じさせる作品へと様変わりします。
ちなみに、構図や生地、刺繍糸の選定からサイズ感に至るまで、長場さんと 「VANGART」は1年以上にわたり議論を重ねたそう。熟練の刺繍職人による監修のもと機械刺繍を施し、繊細なディテールは手作業による仕上げを行い、1点の制作に丸一日を費やします。丹念に制作された作品は、キャンバスのように、木枠へ張り込み額装された状態でお届けします。
改めて、本作は世界限定50点のみ制作されるエディションナンバー入りの特別なアートワーク。発売は本日10月30日より、「VANGART」公式ウェブサイトにて。
長場さんの刺繍作品とともに過ごす豊かな時間を、ぜひ手に入れてください。
最後に、制作にあたって寄せられた長場さんのコメントをどうぞ。
「線」が持つ表現力に昔からずっと惹かれ続けてきました。それをより多くの人に届けるにはどうすればいいかと考えたとき、一目で誰もがピンとくるモチーフを描いてみようと思い立ちました。 最初に選んだのが『モナ・リザ』や『最後の晩餐』といった歴史的な名画でした。そこに、これまでに自分に影響を与えてくれたカルチャーの要素を重ね合わせています。中でも音楽は、10代の頃から常にインスピレーションの源であり続けてきました。特定のジャンルに縛られず、幅広い音楽に耳を傾けてきたその自由な感覚が、そのままこの作品にも表れています。刺繍という手法で何より面白いと感じるのは、自分の描いた「線」が「糸」へと生まれ変わり、元の作品とはまったく異なるビジュアルに昇華される点です。
普段の作品制作では、均一で整った線をあえて避け、不揃いさやラフな質感、手描きにしか出せない表情を大切にしています。そうした細かなニュアンスを刺繍で完全に再現することができません。だけどその代わりに、糸は、その独特の光沢や厚みで、手描きの線では出せない存在感を生み出してくれます。今回のエディションでは、人物やテーブルだけに刺繍を施し、背景はあえてそのままの生地を残す仕様にしてもらいました。このコントラストによって立体感と奥行きがいっそう引き立ち、作品全体の佇まいをより味わい深いものにすることができたと思います。一方で、色使いに関してはオリジナルの絵画にできる限り忠実であるようお願いしました。遠目で見ると原画とほとんど変わらないように見えますが、近づくにつれて素材の質感や素材感の違いにハッと気づかされる。その発見の体験こそが、刺繍作品ならではの醍醐味だと思います。自分にとって糸とは、描かれた線に温もりと確かな実在感を与え、平面の上にただ描かれたものを、思わず手で触れてみたくなるような存在へと変えてくれる特別な素材なんだと思います。
『The Last Supper』
発売日:2026年10月30日(金)
販売場所:VANGART公式オンラインストア
サイズ:68 × 25 cm
価格:900 ユーロ
形式:リネン生地に黒刺繍、直筆サイン・エディションナンバー入り
※世界限定50点
※国際発送対応
※VANGART 発行証明書付属

