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服作りの常識からかけ離れたやり方で。オッドの展示会が原宿で開催。

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「Hello CQ」という言葉は、アマチュア無線の呼びかけに使われるコールサインで、通信可能な全ての局に向けて「誰か応答して!」というような意味で使われるそうです。

なぜこんな話をしたかと言うと、高山迪彦さんが手がけるブランド〈オッド(odd_)〉の展示会タイトル「Hello CQ」が11月20日(月)~26日(日)に東京・原宿の「Kit gallery」で開催されます。

このタイトルに意味はあるのか、または個性的なブランドに共感してくれる同志への呼びかけなのか。

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〈オッド〉は、既存の服の制作方法ではなく、プロセスそのものをテーマとしてその中でいかに遊べるかという好奇心から始まった衣服造形レーベル。

今回の展示は2016年の活動開始から続く「絵を描いて服を造る」という、服作りにおいて一見当たり前のように思えるテーマの元に造られた作品。なんですが、作り手の高山迪彦の描く絵というのはデザイン画や洋服の完成予想図ではなく、電話をしている時などに気がつくと描いているような落書きを巨大化させたドローイング(絵)。そのドローイングの線の形に布を切り、それをピンで留めながら人のおさまる服のカタチを捜索しながら服を作っていきます。

つまり、絵を描いている段階ではそれがシャツになるのかスカートになるのか、どのような服になるか見当がつかないというもの。さらにテキスタイルデザインの常識から大きくかけ離れたやり方で、独自のテキスタイルと服を作る、とてもユニークな手法が目を引きます。

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今回の展示では服のもとになったドローイングと、それから作られた服の両方を展示します。服作りという常識に一つの風穴を空けるかのような、服に触れてください。

Photo_Yuhki Koike
Model_7A
Text_Shinri Kobayashi


The drawing becomes clothes exhibition「Hello CQ」
期間:11月20日(月)〜26(日)
時間:11:00〜21:00
※11月26日(日)は18:00まで。
会場:kit gallery
住所:東京都渋谷区神宮前2-31-3 宝栄ビル2F-A

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