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俳優、言葉も新しくしてリクリエーション。劇団チェルフィッチュの代表作『三月の5日間』は生で観るべし!

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2000年からのゼロ年代〜テン年代を代表する劇団「チェルフィッチュ」。今年は設立20周年を迎え、特設サイトは、主宰の岡田利規さんのこれまでの寄稿文の一部や、九龍ジョーさんによるチェルフィッチュの20年史など、読み応え十分の内容になっています。

そして、2004年に初上演され、第49回岸田國士戯曲賞を受賞した『三月の5日間』がリクリエーションされます。

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チェルフィッチュともに日本の現代演劇のターニングポイントとも評されるのが代表作『三月の5日間』。初演から10年以上が経ち、若者像も、都市も、情報の速度も、戦争との距離も変わったいま、もはや“時代劇”とも呼べる本作が、全国オーディションによって選ばれた20代前半の俳優7人によって新たに生まれ変わります。

公式リリースから、「三月の5日間」の概要を抜粋して紹介しましょう。

アメリカ軍がイラク空爆を開始した2003年3月21日を含んだ5日間を過ごす数組の若者たちの日常を描き、遠いところで起きている「戦争」と日本の若者たちの「日常」を構造化させ、当時の日本社会が抱えていた得体の知れない不安を浮き彫りにした本作。若者のしゃべり言葉をそのまま書き起こしたような戯曲や、セリフの途中で俳優の役柄や空間を変化させていく話法、無意識な体の動きを過剰に誇張させた身体表現により、それまで当たり前とされてきた劇構造を根本から覆し、日本の現代演劇界に大きな衝撃を与えた。2005年第49回岸田國士戯曲賞を受賞、2007年クンステン・フェスティバル・デザールにて初めて海外進出を果たして以降、世界30都市以上で上演、国内外で高い評価を得続け、日本現代演劇の転機として語られるチェルフィッチュの代表作。2011年には100回記念公演をKAAT神奈川芸術劇場にて開催。

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チェルフィッチュ主宰・演劇作家・小説家である、岡田利規さんの今回のリクリエーションにあたっての言葉です。

「今はむかし、二〇〇三年三月の、イラク戦争が開戦した頃の東京を舞台にした芝居です。このひとむかし前の戯曲を新しい仕方で、若い(かつ力強い)七人の役者によって上演します。テキストも案外と大幅に書き換えて。二〇一七年十二月の日本で『三月の5日間』が上演されることは何を引き起こすでしょう?」

すでにKAAT神奈川芸術劇場にてスタートし、12月20日(水)までの上演です。その後、豊橋、京都、香川、名古屋、山口にて上演予定とのこと。

ストーリーの妙や大きな声で話す俳優の熱演ではなく(そういった見方でも面白いのですが)、新しい劇団のカタチを見せてくれるのがこの作品。映像、ウェブ、文字などさまざまなカタチで表現された作品が出尽くしてもなお、演劇特有の面白さを体感できるはずです。生でみなきゃわかりません。ぜひ劇場で!

なお、フイナムでは後日、時代のリードするあのミューズと岡田さんとの対談を掲載しますので、こうご期待ください。

Photo_HIdeto Maezawa
Text_Shinri Kobayashi



チェルフィッチュ『三月の5日間』 リクリエーション
期間:2017年12月1日(金)〜20日(水)
会場:KAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオ
時間:こちらからご確認ください
料金:前売一般 ¥3,500 / 当日一般 ¥4,000 / U24(24歳以下) ¥1,750 / 高校生以下 ¥1,000 (全席自由席・整理番号付・税込)
チケット取扱い:
チケットかながわ http://www.kaat.jp/ 電話0570-015-415(10時~18時)
ローソンチケット http://l-tike.com/ 電話0570-084-003 (Lコード 31790)
チケットぴあ http://pia.jp/t/kaat/ (PC・MB 共通) 電話0570-02-9999 (Pコード 481-110)
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