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ミステリアスな映画を思わせる映像作品。「リフレクションズ」と題された、ボッテガ・ヴェネタの広告キャンペーン。

2001年にスタートした〈ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)〉の広告キャンペーン「アート・オブ・コラボレーション」。ピーター・リンドバーグ、スティーブン・マイゼル、ロバート・ロンゴ…、毎回錚々たる写真家とタッグを組み、ファッション広告を作り上げてきました。

最新作となる2018年春夏シーズンは動画を使ったデジタル主体のキャンペーンを展開。ディレクションを手がけたのは、クリエイティブディレクターとして活躍するファビアン・バロン。6つの動画からなるキャンペーンは「リフレクションズ」と題され、まるでミステリアスな映画のような仕上がり。すべての作品に “再生” “時の逆行” “再び繋がる” という共通のテーマがありつつも、各エピソードはそれぞれ異なる物語として描かれているそう。トップの動画は今回のキャンペーンが端的にまとめられた予告編です。

6作品のうち今月公開されたのは2つ。第1章に当たる「Miraggio」は、サイレンが鳴り響き、炎に包まれながら走るクルマと火のついたバッグを持つ女性が映し出される内容。これに続く作品「196.6 MHz」はモーテルにいる男と車中にいる女が離れた場所にいながら、ラジオを通じて繋がりあおうとするところを描いているそう。周波数「196.6 MHz」の数字はブランドの創業年を意味しています。

Miraggio

196.6 MHz

ファビアン・バロンのほか製作陣は、アカデミー賞を受賞した撮影監督のフィリップ・ル・スール、数々のランウェーショーを手がける舞台セットのデザイナーのステファン・ベックマンなど、第一線で活躍しているスタッフとのコラボレーション。目が釘付けになってしまう動画の完成度の高さも納得できます。

残りの4つの作品は3月と4月に公開される予定。これまでの広告キャンペーンの常識を覆すような作品から、まさに〈ボッテガ・ヴェネタ〉の力の入れかたが伝わってきます。

Courtesy of Bottega Veneta
Text_Ryo Muramatsu


ボッテガ・ヴェネタ
www.bottegaveneta.com

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