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新しい暮らしの在り方を考える。ジャパンキャンピングカーショー2018をレポート。

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先日フイナムでは「東京オートサロン2018」のレポートを公開しました。続いてフイナム編集部が取材に向かったのは、2月2日〜4日に千葉県・幕張メッセで開催された “キャンピングカー” の祭典「ジャパンキャンピングカーショー 2018」。クルマはクルマでも、全く未知の世界だった今回の体験。読者の大半の方も同じ気持ちなはず。と、いうわけで一緒に振り返っていきましょう。

改めてですが、“キャンピングカー” とは、要するに寝泊まりが出来る移動式のクルマのこと。自然の世界へと車を走らせて、車内で料理をしたり、アウトドアグッズを広げてゆったりと星空を眺める。みなさんが抱くイメージとはそう大差はないはずです。

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しかし、キャンピングカーと言っても種類は様々。ハイエース型、軽自動車型、トラック型などのスタンダードなタイプから、特殊な形状やデザインをしたものまで無数にあり、初心者とってキャンピングカーを選ぶのは中々難しい。そんな人たちのために全国からメーカーが集まって「ジャパンキャンピングカーショー 2018」を開催されている、というわけなんです。

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まず、こちらが「バンコン」と呼ばれるスタンダードなタイプのキャンピングカー。正面から見ると〈トヨタ(TOYOTA)〉のハイエースですが…

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ご覧の通り、中を覗くと椅子、テーブル、テレビなどが完備されています。座るスペースに窮屈さはなく、居心地も良さそう。

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運転席の真上まで伸びる「シェル」と呼ばれる大きな箱形の居室が車体に載っています。これは「キャブコン」と呼ばれるタイプで、上が長いいため就寝スペースを大きく取れるのが特徴で、ファミリーに比較的人気なタイプ。なんだかイメージの “キャンピングカー” に近づいてきました。

会場全体に対する展示数を見ても、このような流線形のベーシックなタイプが人気な様子。確かに実用性が高くて使いやすそうです。しかしここでふと思ったのが、憧れのキャンピングカーとは少し違うかもというジレンマ。

北米の大地を悠然と駆け回る、映画に出てくるような華やかなキャンピングカーが見たい! と、いうことでここからは、展示されていた中から一際目を惹いた展示車をご紹介。

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こちらは、キャンピングカーの憧れのモデルとして名前が挙がる「エアストリーム」。ハリウッド映画に登場するような光り輝く車体に「そうそうこれ!」 と鼻息が荒くなります。

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あたたかみのあるウッドなどで車内がブラウンに統一された一台。これはこれでイメージしていた、ほっこりとしたキャンピングライフがすぐそこに。

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こちらは、アメリカでセールスNo.1の記録を重ね続けているという「ジェイコ」というブランド。まさにアメリカントレーラーといった感じでしょうか。アウトドアとの相性が抜群に良さそうなモデルですね。

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まるで映画の世界から出てきたようなおじさまをパシャり。優しそうなメーカーの方にイチからキャンピングカーのイロハを教わることができるのも「ジャパンキャンピングカーショー」の魅力です。

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上にテントを装着できるタイプ。寝台スペースを備えた〈ジープ(JEEP)〉の「ラングラー」も。唸るほどかっこいい。

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キャンピングカーと大きな違いはありませんが、トレーラーハウスショーも同時開催されていました。ご紹介のクルマが更に大きくなっていきます。

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まず目に飛び込んできたのは、このニュースでもご紹介した、〈メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)〉のVクラスにポップアップルーフなどの専用装備が加わった「V 220 d Marco Polo HORIZON(マルコ ポーロ ホライゾン)」。スペースは広くありませんが、ラグジュアリーな就寝体験ができることは間違いなし。

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個人的にお気に入りだった「Cricket Trailer」という一台。デザイナーは元NASAのエンジニアで、山や森、草原にも洞窟などいたる所で自然のBGMを奏でるコオロギからインスパイアされているのだとか。

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真後ろから見ると一瞬わけが分からなくなる近未来的なフォルム。近寄るとなんとそこには風呂場が。贅沢すぎるスペースの使い方ですね。

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トレーラーハウスに長い運転時間はつきもの。スウェーデン生まれの〈ドメティック(DOMETIC)〉の冷蔵庫やトイレが長旅をサポートします。ミニマルなデザインの備品は意外となかったので目に止まりました。

というわけで早足でご紹介した「ジャパンキャンピングカーショー 2018」。ぐるっと一周しただけでもキャンピングライフの魅力が十二分に伝わってきました。セカンドライフとはいいませんが、キャンピングカーがある暮らしは人生を180度変えてくれるはず。今回は幕張での開催でしたが、全国各地で「キャンピングカー」のイベントは開催されている模様。もしフイナム読者の中にもし購入を検討している方がいるならば、絶対に足を運ぶことをオススメします。

Photo&Text_Rei Kawahara


ジャパンキャンピングカーショー2018
www.campingcarshow.net

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