CLOSE
NEWS

連載「憧れの逸品」No.47 投函できないダンヒルのエンベロープ。

エンベロープケースとは文字通り封筒にヒントを得た、マチのないスクエアなバッグをいう。ここで紹介する「エンベロープ フォリオ」とその派生コレクション(ノートブックカバー、カードケース)はバーティーおじさんの名で親しまれた〈ダンヒル(dunhill)〉の2代目、ハーバート・ダンヒルの封筒がモチーフになっている。

見るからに上質なフルグレインレザーにエンボス加工された流暢な筆致が示しているのはロンドン本店「ボードンハウス」の住所。左には古い封筒にヒントを得た箔を押し、右に本物の切手を貼りつけている。

金具を使わないタブクロージャーによる開閉構造、ふたつの仕切りを配し、スリップポケットを内蔵したコンパートメント。そのバッグはロンドンのウォルサムストウにある工房で一点一点裁断、縫製されており、いずれも熟練の職人技が感じられる仕上がりだ。

そのまま投函すればなんとも酔狂で、ユーモアを解する英国紳士のバッグにもってこいだけれど、残念ながらくだんの切手は使用済みなので送ることはできない。



エンベロープ フォリオ ¥89,000+TAX



エンベロープ ノートブックカバー ¥56,000+TAX



エンベロープ カードケース ¥29,000+TAX

Photo_Hiroyuki Takashima
Text_Kei Takegawa
Edit_Ryo Muramatsu


ダンヒル
電話:03-4335-1755
www.dunhill.com

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP > NEWS