「新しいジャケットは5年か10年に一度しか買わない人も、1日3度の食事をする。我々が本気で地球を守りたいなら、それを始めるのは、まず食べ物からだ」
上記はパタゴニアの創業者であるイヴォン・シュイナードの言葉です。その思いを具現化すべく、2012年に立ち上がった〈パタゴニア(patagonia)〉のフード事業「パタゴニア プロビジョンズ」。
現在、スープやサーモン、ビールなど、5種類13製品の食品を展開していますが、今回新たに発売されたのはムール貝のオイル漬けです。
なぜムール貝なのか、そこにもしっかりとした理由があります。周辺の海水をろ過しながら短期間で成長するムール貝は、環境へのダメージが最も少なく、それでいて最も栄養価の高い海産物のひとつだから。また、食物連鎖の底辺にいるため、海洋生物に含まれる水銀が極めて少ないんです。逆に食物連鎖の上位にいる生物は、水銀の含有量が高い。体におよぶ害も少ないというわけです。
産地や製造パートナー、味付けの原料にまで〈パタゴニア〉らしいこだわりがあります。産地はスペイン・ガリシア州。周辺の海水は低温で、水中の栄養素が高いと言われています。そのため、そこで育つムール貝は最高品質なんです。製造は、1892年創業、家族経営の缶詰会社「コンセルヴァス・アントニオ・ペレズ・ラフエンテ社」が手がけています。風味豊かなスパイス、野菜、そしてオリーブオイルと、使用する材料はもちろんオーガニック。
フイナム編集部でも、ひと足先に試食をさせてもらったのですが、プリッとした食感とほんのり漂う磯の風味で、すぐさまビールが飲みたくなります! 缶詰とは思えないクオリティです。茹でたパスタに絡めてもおいしいはず。これとバゲットを持って山行するのもいいですね。山の中でも手軽においしい食事にありつけます!
本製品を使ったレシピもこちらで公開中。
体にも環境にも優しいベスト保存食です。ぜひ一度、お試しを!
Text_Keisuke Kimura
パタゴニア日本支社 カスタマーサービス
電話:0800-8887-447、045-435-6100 (携帯電話専用)
www.patagonia.jp