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ベストジーニスト賞2018が発表。新設された名誉ある賞に選ばれたファクトタムの有働幸司にミニインタビュー!

“最もジーンズが似合う有名人” を決める「第35回ベストジーニスト2018」の発表会が10月15日(月)に表参道ヒルズ内の「スペースオー」にて開催されました。

投票で受賞者が決まる「一般選出部門」は、Hey! Say! JUMPの中島裕翔さん、菜々緒さんが受賞。菜々緒さんは今回で殿堂入りを果たしました。

ベストジーニスト選考委員会による「協議会選出部門」は、荻野目洋子、高橋一生、長谷川潤の3名が受賞。そのほか「一般新人部門」に小澤華花、「キッズ部門」のキッズジュニア賞に黒江心温、佐藤彩愛、「SHOWROOM特別賞」に坂本愛莉が選出されました。

そして、今年度から「Amazon Fashion Week TOKYO × 協議会選出部門」の部門が新設され、記念すべき第一回目を〈ファクトタム(FACTOTUM)〉のデザイナーである有働幸司さんが受賞。デニムへの愛情や貢献が評価されたこの映えある賞を獲得したばかりの有働さんにミニインタビューを敢行しました。

ーまずは受賞おめでとうございます!

有働:ありがとうございます。

ー今年から新設された「Amazon Fasion Week TOKYO × 協議会選出部門」での選出でした。率直な感想をお聞かせください。

有働:突然の受賞だったので驚いているんですけど、〈ファクトタム〉の15年の中で、デニムはアイコンのようにやっていたアイテムなので、新設されたアワードに選ばれたのは本当に光栄なことでした。

ー初年度の受賞者というのは、選出者側にとっても特別なことですしね。有働さんがデニムを好きになったきっかけは何だったんでしょうか?

有働:自分が過ごした10代の頃は、アメカジだったりデニムが必然的にファッションアイコン的に根付いてくるタイミングだったので、小さいことから慣れ親しんでいて。やっぱりそれが自分のファッションを形づくる一番のアイテムがコレクションに入ってくるのは自然な流れなんですよね。

ーここ数年で新ラインの〈ヴァリス バイ ファクトタム〉がローンチしたり、〈コスチューム ナショナル〉のディレクターに就任されたり環境の変化があったと思うんですけど、デニムに対するクリエイションの変化はありましたか?

有働:〈ファクトタム〉で提案したいベースは、“エレガント” なデニムで。そこに素材やシルエット、加工などのこだわりをミックスしています。例えば〈コスチューム ナショナル〉は30年の歴史があるんですけど、実はデニムは日本の生地を使って縫製している経緯があったり、日本のデニムにはヨーロッパのメゾンブランドも信頼を置いているんです。デニムの魅力を再確認した上で、自分のクリエイションっていうよりも今までやってきた背景を活かした新しいクリエイションのお手伝いができればいいかなと思ってます。社内でも〈イチエフ(1/F)〉っていう新しいブランドが立ち上がったり、ぼくじゃない新しい人がクリエイションできるような架け橋になれたらいいなと。

ーということは、あくまで “デニムを世界に発信していく” ということが有働さんの信念にあるということですね。

有働:そうですね。

ー〈ファクトタム〉は旅とか文学とか色々なモノ・コトがシーズンインスピレーションになっていますよね。次にいま気になっているモノはありますか?

有働:コトで言うと、ITとかAIとかテクノロジーが気になっていますね。自社のブランドでいうとECの売り上げとかも変わってきていて、モノを買うっていうスタイルが変化してきていると思うんですよ。新しい小売りのやり方がないかどうか模索していて、長年やっていた直営店舗も一旦閉めているんです。それで、実は来年の春に代官山に新店舗を出す予定があって、そこでは店舗とアトリエを合わせた裏舞台が見えるスタイルを考えています。お客さまとの距離の近くて、製作者側の姿も垣間見れるような場所を提供できたらいいかなと。

ー有働さんがファッションに精を出していた頃より情報量が増えた影響で、若い世代からはファッションの歴史を理解しようとする熱意のようなものが失われたという声があります。ジレンマとまではいいませんが、その辺りはどう考えてらっしゃいますか?

有働:かつては古着屋やショップの店員さんだったり、雑誌からしか情報は手に入りませんでした。いまは色んなものが発信されていて画面上で全てが語られちゃうことが多いですよね。でもそれは新時代でいいと思うんです。ただ、ぼくらが上の人からファッションを教えてもらったように、ぼくたちが今度は若い人たちに教えていくようにならないといけないかなと思ってます。

いちデザイナーとして堅実なモノづくりを続けていく姿勢をとりながら、日本のデニムの素晴らしさやファッションそのものを発信していく必要があるという大きなヴィジョンを語ってくださった有働さん。名誉あるこの賞の来年の受賞者は誰になるでしょうか?

Text_Rei Kawahara


Best-Jeanist ベストジーニスト
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