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【今週のフイナムズ】アウター使いか、インナー使いか。着こなしの幅が広がるベスト5選。

実際の気候よりもサイクルが早いのが、ファッションというもの。まだまだ暑い8月終わりから、秋冬のアイテムがショップに並ぶというのも珍しいことではありません。そこから2カ月、ようやく秋冬アイテムを本当に楽しめるタイミングがやってきたと言えるのではないでしょうか?

今回は、ベストを5点紹介します。ベストは保温という観点からはもちろん、さらにアウターからちょっとのぞかせたりと、ファッションをより楽しむためのアイテムでもあります。もちろんアウター一着としても。秋冬だからこそ楽しめるベストをチェックしていきましょう。

ヴィンテージラバーに根強い人気の〈ブラウンズビーチ〉。通称「ごま塩」の肉厚のビーチクロスの生地は、その防寒性と機能性の良さから、過酷な環境下で働くフィッシャーマン、ハンターなどのワーカー達にも愛されてきたもの。50年代〜60年代のものだとボタンの刻印が”BROWN’S BEACH JACKET”になるのですが、40年代のこのアイテムは”BROWN’S BEACH CLOTH”のボタンと、40年代〜の三角タグが残っています。この時代のものは、ネックがこれ以前のものよりも深く作られているので、レイヤードにもばっちり。また、生地のコンディションもよく、ポケットの欠損もしていません。一般的にはサイズが小さめのものが多い同ブランドなので、このサイズはレア。

〈ザ・ノース・フェイス〉の80年代茶タグダウンベスト。本来は70年代から使用されている茶タグですが、MADE IN USA表記が入るため、80年代の可能性が高いとのこと。表地は高密度コットンクロス地、裏地はリップストップナイロンとなり、内側にはダウンがまだたっぷりと入っています。両胸にボタン留め、両脇に斜めポケット、裾はストレート。依然人気の高い茶タグですが、状態のよい茶タグは希少中の希少ですよ。

80年代の〈コロンビア〉ダックハンターカモプリントのダウンベストです。フロントはドットボタン+YKKダブルジップ仕様で、素材はおそらくナイロン、裏地はリップストップとのこと。サイドスリット仕様のフラップ付きパッチポケットです。明るめのカモとインナーのクリーム色は、ファッションアイテムとしても使い勝手抜群です。スタイリングのアクセントとしても活躍してくれます。

2006年の〈パタゴニア〉のレトロシリーズ。いい塩梅のオレンジで、サイズはXL。レトロシリーズにも何種類かありますが、このタイプは、メッシュの裏地とパイルフリースの間に、風を通さないための生地が1枚入るので、保温性も抜群です。秋らしいオレンジ使いとして一枚あると重宝しそう。

最後は、なんともアメリカンな〈リーバイス®〉の一着。おそらくデニム地をベースにしていて、フロントのさまざまなピンやワッペンが目をひきます。バックのWの時や、LOS ANGELESの刺繍もインパクト大!

ベストと言えば、アウトドアやミリタリーものが多い印象です。つまりは、日常のスタイルに取り入れるには抵抗なく、さらに言えば、コートからちょっと覗いていたりするだけでこなれた感じになるというもの。ただ言いたいだけではありますが、あなたにとっての“BEST OF VEST”をぜひ探してみてください!

Text_Shinri Kobayashi


Houyhnhnm’s
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