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【FOCUS IT.】再び歩みはじめた孤高の店、グッドルーザー。

渋谷のファイヤー通りを歩き、一本道を入ったところにあるお店「ミロック(Milok)」が、「グッドルーザー(GOODLOOSER)」として屋号を改めリニューアルオープンしたのが、今年の9月のことです。

渋谷という激動の街でトレンドを横目に、静かな歩みを続けた「ミロック」が、オープンから6年というタイミングでリニューアルした経緯や意図はどこにあるのか。新店舗の紹介と合わせて、代表の古口 悠さんにも少しお話を伺ってきました。

リニューアル最大のポイントは、日本屈指のシューズブランド〈メイカーズ(Makers)〉、熟練のパターンが光るブランド〈コパーノ 86(copano 86)〉、そして旗艦店の名前でもあった〈ミロック(Milok)〉の3つブランドが集う店舗になったということ。つまり、それぞれ旗艦店を持たないブランドが、「ミロック」を分け合い、お店を作りあげているということです。

「各ブランドの情報の拠点になるようなお店作りを狙っていて、フルラインナップのアイテムが置けるようにお店を自由に使ってもらっています。モノを発信するお店から、モノ・ヒト・ブランドを発信するお店へシフトしていきたいんです」と古口さん。

つまり、ブランド〈ミロック〉がオーナーだったこれまでから、“全ブランドがオーナーである” というスタンスを取ったというわけです。

ちなみに、3ブランドの旗艦店という機能を持っていますが、ほかのブランドのアイテムも取り扱われていて、アイウェアの〈YUICHI TOYAMA〉、〈素敵眼鏡MICHIO〉、2018年秋冬シーズンから本格シーズンした〈ドンツキ(DONTSUKI)〉など玄人好みなブランドがラインナップ。このセレクトにお店の感性を伺うことができますね。半定期的にヴィンテージウォッチの販売会も行われています。

「ミロック」時代から業界人からの支持も厚い同店。トレンドに無理に寄り添うことない雲煙過眼としたスタンスが評価され、そのやり方はこれからも変わらないでしょう。

「これからの30年、第2創業期として僕がバトンを引き継ぎました。」と語る古口さんの口ぶりはかなり軽妙。来年の秋冬シーズンからはブランド〈ミロック〉のデザインチームにも加わるのだとか。

せっかくなので、古口さんに主要3ブランドのオススメアイテムをリサーチ! まずはお店の根幹〈ミロック〉から。

「風を受け止める風防から着想を受けたという、切り替えのラペルが特徴的なジャケットです。〈ミロック〉の軸をぶらすことなく “トラッドを崩す” というコンセプトを体現した今季のキーアイテムですね」

「熟練のパタンナー、安島正二さんが手がける〈コパーノ 86〉からは、トレンチコートの原型とも言われるモーターサイクルジャケット。古着がベースになっているブランドですが、古着を超える魅力を生み出せるのは、感覚として古着の素晴らしさが体に染み付いているからなんでしょうね。20代のお客様が買っていくのも興味深い動きです」

「3ブランド目は〈メイカーズ〉。コードバン史上一番履きやすいんじゃないかと思ってます。モンクストラップが付いているんですけど、スリッポン感覚で楽しめます。トゥの部分ですが一枚革なのでシワの入り方が美しいんですよ」

古口さんの口から放たれる言葉には説得力があって、淡々とアイテムを説明しながらも、自分の商品、お店への愛情を感じずにはいられませんでした。

わざわざ目がけて行く価値があるお店「グッドルーザー」。渋谷の喧騒から少し離れて、ゆっくりと服の奥深さを楽しみに行ってみてはいかがでしょうか。

Text_Rei Kawahara


GOODLOSER
住所:東京都渋谷区神南1-3-11
電話:03-6455-1440
時間:13:00〜20:00
www.milokwebonline.com

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