鹿児島県を拠点に、国内外で活躍している木工作家・盛永省治さんの企画展が「HIBIYA CENTRAL MARKET（ヒビヤ セントラル マーケット）」内にある「グラフペーパー（Graphpaper）」で開催されます。
盛永さんの作品は、木が生命活動で培った杢や節といった痕跡をあえて剥き出しにしています。なので、同じ樹種でもすべて異なる表情のものが生み出されるのです。
今回の展示では、木工旋盤で木を削り形を整えていくウッドターニングという手法を駆使した作品がラインナップ。生木を彫り出し、乾燥させていく中で生まれる割れや反りといった変化に、注目してみてください。
まるで、作品が息をしているかのような木の生命が感じられること請け合いです。開催は1月12日（土）からなので、ぜひ立ち寄ってみてください。
なお、イベント初日は盛永さんが在店予定です。
Text_Ryotaro Miyazaki
盛永省治展
日程：1月12日（土）〜20日（日）
会場：HIBIYA CENTRAL MARKET/Graphpaper
住所：東京都千代田区有楽町1-1-2東京ミッドタウン日比谷3F
電話：03-6205-7894
盛永省治
1976年鹿児島生まれ。家具メーカーで職人として勤務した後、2007年に自身のアトリエ「Crate」をスタート。同時にウッドターニングを独学にて開始。その後、アメリカを代表するアーティスト、アルマ・アレンに師事。現在はウッドターニングによる作品を主に国内外での個展や合同展を中心に作品を発表している。
