CLOSE
NEWS

8人のアーティストとポール・スチュアートがタッグを組み、特別なアート展を開催。

1938年、ニューヨークで誕生した〈ポール・スチュアート(PAUL STUART)〉。長きに渡り、アメリカの高級紳士服を牽引する同ブランドがこの度、日本国内では初となるアートイベントを開催します。

オーガナイズするのは、こちらも長きに渡り最前線で活躍するスタイリスト・小沢宏さん。近年はブランドのディレクションやデザイナー業でも、その辣腕をふるっています。

「今回のイベントは、美術館やギャラリーという場所に、あまり馴染みのない人にも楽しんでもらえるようなものになるといいなと考えています」と小沢さん。

「マン・オン・ザ・フェンス(MAN ON THE FENCE)」の通称を持つ〈ポール・スチュアート〉のモチーフを、国内外のクリエイター8名がさまざまな解釈で表現する同イベント。会場は「マスタードホテル渋谷」のワンフロア。部屋ごとに各アーティストのインスタレーションが展示されます。

以下、参加アーティストの一部を抜粋して紹介しましょう。

まずは、日本を代表するメンズファッションイラストレーター・綿谷寛さん。実は「マン・オン・ザ・フェンス」のモチーフは、綿谷さん自身が尊敬するイラストレーターのJ.C.ライアンデッカー氏が創作したもの。そのことから、小沢さんも「今回の企画ともっとも親和性が高いのが綿谷さん」と話すほど。

山本祐一さんは大阪在住のアーティスト。15歳の時にネオンアートに魅せられて以来、ネオン菅でサインの製作をはじめたそう。“フェンスに座る人”から発想が飛躍し、鳥がフェンスの上にいる作品に。光の色味もとても美しいです。

名古屋在住の女子大学生フォトグラファー・ヤスダ彩さんは、身近な人たちに「マン・オン・ザ・フェンス」のポーズをとってもらい、撮影した写真を部屋中に展示するとのこと。会期中は在廊し、ライブシューティングも予定しています。

最後はおなじみ神山隆二さん。部屋をまるごとインスタレーションします。「MAN OF THE BED」という作品のタイトルはあらかじめ決められていますが、出来上がりは未知。行ってみてからのお楽しみです。

ほかにもDJやフラワーアーティストなど、幅広いジャンルのアーティストが集結します。しかもみな、切り口がまったく異なる。だから、仮に絵に興味がなくても、写真に興味がなくても、ネオンもあるし、音楽もある。楽しみ方は多様です。

2日間という限られた時間ですが、アートと客室の融合は新たなアート体験を生み出すはずです。ぜひ足を運んでみてください。

Text_Kaori Takayama


MAN ON THE FENCE by PAUL STUart
会期:3月23日(土)〜24日(日)
時間:11:00〜19:00
場所:マスタードホテル渋谷
住所:東京都渋谷区東1-29-3 渋谷ブリッジ B
mustardhotel.com

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP > NEWS